50代からは住まいをすっきり自分らしく
身軽さを手にした暮らし CASE2
暮らしに変化が生まれる50代。
家族構成が変わったり、体力や将来を見据え、より軽やかに、自分にフィットした生活のために、住まいを整えた方の実例をご紹介します。
戸建て賃貸 → 新築戸て建購入
動線と清掃性を大切に、部屋も気持ちもリセットしやすく
今回伺ったのは・・・
料理家
五味幹子さん(55歳)
神奈川県横浜市で料理教室「ハレとケ」を主宰。
「ケ」を大切に、日常の料理を提案。
出汁やスパイス、発酵食品を生かした滋味あふれるレシピに定評がある。https://www.haretoke53.com
家族構成:夫+愛犬1匹
【Before】
約80㎡ 3LDK 賃貸戸建て
【After】
約100㎡ 3LDK 戸建てを購入
今現在の暮らしやすさとともに
10年、20年先を見越してプランニング
革のソファは色とサイズをオーダーしたお気に入り。あえて脚付きの家具を選んでいるので、家具下まで楽に掃除機をかけられます。
2年前、最寄り駅から徒歩約4分の新築建売住宅を購入した五味さんご夫妻。
約19帖のLDKは料理教室用の作業台とダイニングテーブル、新居に合わせて新調したソファやチェストを置いても、なおゆったり。
駅近でこれほどLDKが広い物件はほかになく、「ひと目ぼれだった」とか。
唯一、気になったキッチンカウンター上の吊り戸棚は撤去。
ガスコンロも憧れていた機種に交換し
「わずかな改装ですが、満足度がグンとアップ! 前の賃貸戸建ても駅近で便利でしたが、教室を開くには少々狭く、何より家賃を払い続ける不安がありました。ローンはあれど(笑)、ずっと住める家を手に入れた安心感は大きいですね」
また転居の際に効率的な家事動線や収納、掃除のしやすさを熟考したおかげで片付けやすく、気持ちも体も楽だそう。
「高齢の親を見て、今何をしておくべきか常に考えています。少しずつ手を入れ、10年後も暮らしやすい家にしたいですね」
暮らしを身軽にするために
Q. やめたこと、始めたこと
むやみにものを増やすのはやめました。
始めたのは、入浴後にセームタオルで浴室の水滴を拭いておくこと。
カビや 水アカ予防になり、結果的に掃除の手間が減りました。
Q. 手放したもの、取り入れたもの
引っ越し前に器を見直し、使わないものは生徒さんに譲りました。
賃貸住宅で「とりあえず」使っていた安価な家具は手放し、長く使える良質なものを少しずつ集めています。
片付けと掃除の手間が軽くなるよう随所に工夫を凝らして
愛犬のエアーくんがいること、教室の生徒さんをはじめ来客が多いことから、床には防汚コーティングを施し「きれい」をキープ。
「一生もの」として購入したアンティークチェストの下にキャスター付きの天板を置き、お酒やドッグフードをストック。取り出しやすく掃除もしやすい。
教室用の作業台は「イケア」のもの。キッチン、作業台、テーブルが一直線上にあり、レッスンの進行もスムーズ。
建売住宅の既製のキッチンを、プチリフォームで自分らしく
ガスコンロとオーブンは、料理家パトリス・ジュリアン氏プロデュースの「+do」シリーズに交換。
大きな五徳にいくつも鍋を置けるので、料理がはかどるそう。
換気扇本体はそのまま、フィルター部分を防汚性の高いものにチェンジ。
厚さ1cmもあるフィルターを年に数回交換するだけで、ほぼ掃除いらずなのだとか!
カウンター上にあった吊り戸棚を外し、明るく開放的なキッチンに。
オーダー収納とDIYの棚で調理道具や器をすっきり
背面収納は「葉山ガーデン」の特注品。
仮の棚で容量などを検討してから発注しただけに、使い勝手は抜群です。壁付けの棚はDIYで制作。
食器収納は奥の皿が取り出しやすい引き出し式に。
シンク前の壁面にもDIYで棚を設置。ワークトップが広々使えて掃除も楽。
お互いが快適に暮らせる夫婦のルール、新習慣
撮影/松村隆史 文/早川誓子
大人のおしゃれ手帖2022年12月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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