高齢の“親と同居”すべきか……
判断基準とよい関係を保つコツ
50代以降になると、高齢になった親との同居を考える人もいるのではないでしょうか。同居の判断基準と、よい親子関係を保つコツについてご紹介します。
高齢の親と同居を考える理由
50代の人が高齢の親と同居を検討するときは、次のような理由が多いようです。
● 配偶者が他界し、親が一人暮らしになったから
● 健康状態が心配だから
● 火の始末や空き巣、特殊詐欺など、防犯面が心配だから
● 子どもに手がかからなくなったから
など。
親と同居するメリット・デメリット
親と同居するメリット
緊急事態に対応できる
親の急病やケガなどにすぐさま対応できるのは同居の大きな利点といえるでしょう。
住居費や生活費を分担できる
二世帯住宅を建てる費用やリフォームの費用、また、水道光熱費や通信費などを親にも負担してもらう場合は、支出を減らすことができます。
税金の負担が軽減できることも
親を扶養する場合は、一定の金額の所得控除が受けられます。別居の場合でも、条件を満たせば所得控除を受けられますが、同居の方がより税金の額を軽減できます。親を扶養するには、「親子が生計を一にしている」などの条件を満たす必要があります。
親と同居するデメリット
生活習慣や価値観の違いがストレスになる
親子といえども、ライフスタイルや価値観が異なるのは当然のこと。無理に合わせようとするとストレスになりやすいため、たとえばキッチンなど、こだわりのある部分は共有スペースにせず、間取りを分けるなどの工夫がおすすめです。
プライバシーが保ちにくくなる
住居スペースがはっきりと分かれていない場合などは、プライバシーを保ちにくいと感じることがあるかもしれません。家族でルールを決めたり、間取りを工夫したりすることで、お互いが快適に暮らせる住まいづくりをしましょう。
介護の負担が大きくなる
親に介護が必要な場合は、同居している家族の負担が大きくなる可能性もあります。一人で抱え込まず、利用できる介護保険制度や、仕事と介護の両立支援制度を確認するほか、各市町村の地域包括支援センターなどに相談しましょう。地域包括支援センターは高齢者について総合的に相談できる窓口です。
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