【連載】 桐島かれんさん BloomingLife
〜カクテルはノンアルコールがいまの気分〜
パーティの場を盛り上げるドリンクは、選択肢が広いほどうれしいもの。
フルーツやハーブ、スパイスの風味を活かした「モクテル」なら、見た目も華やかで、ゲストの満足度も高まるはず。
お気に入りの組み合わせを探してみて!
夏、ガーデンパーティの主役は大人味の華やかな「モクテル」
おもてなしの場に欠かせないのが、食卓に花を添えるスペシャルなドリンク。
というと、やはりシャンパンやワインが真っ先に浮かびますが、最近はアルコールを飲まない方も増えていますよね。実は私も、少し前からお酒を控えていて。
とはいえ、お茶や炭酸水では物足りないし、甘いジュースでは料理に合わないことも。
そんなときに活躍するのが「モクテル」。
「Mock(まねた)」と「Cocktail(カクテル)」を掛け合わせた造語で、カクテルと同じように、フルーツやジュース、ハーブ、スパイスを活用したノンアルコールドリンクを指します。
渋みや苦み、香りを組み合わせることで余韻のある複雑な味わいに
今回トライしたのは、まずモクテルの代表と言われる「シャーリー・テンプル(d)」。
グレナデンシロップをジンジャーエールで割り、レモンの皮を添えたもので、口当たりの甘さとザクロの鮮やかな色が特長です。
たっぷりのフレッシュミントとレモンにソーダを注いだノンアルコールモヒート(a)も、清涼感があって蒸し暑い季節にはぴったり。甘さも控えめなので、料理の味をじゃましません。
私が気に入ったのは、アールグレイの茶葉を半日ほど漬けたぶどうジュース(b)と、コーヒー豆を漬けたオレンジジュース(c)を、それぞれジンジャーエールやトニックウォーターで割ったもの。
紅茶やコーヒーの渋みや苦み、香りが加わることで、単なるジュースとは違った複雑な味わいが生まれ、アルコールを飲んだときのような余韻が残ります。
ほかにもシナモンやクローブなどのスパイスを使ったり、山椒のような和の香りを取り入れたり……と組み合わせ次第で、さまざまな味が楽しめそう。
見た目にも華やかで、会話も広がりそうなモクテル、研究のしがいがありそうです。
バーカウンターがあるとゲストが気兼ねなく楽しめる
入り口にサイドテーブルやチェアを並べた簡易的なバーコーナーを設け、ウェルカムドリンクを用意。ゲストに気兼ねなく楽しんでもらうための、かれんさん流のアイデアです。
「フルーツやハーブ、ソーダを並べて、好みのドリンクを自由に作れるようにしておきます」
かれんさん着用:ワンピース¥59,400、パンツ¥49,500/ともにハウス オブ ロータス(ハウス オブ ロータス 二子玉川店)
SHOPLIST
ハウス オブ ロータス 二子玉川店 03-6431-0917
撮影/平岡尚子 スタイリング/吉川恵理奈 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2024年8月号より抜粋
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