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大人のおしゃれ手帖 1月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年1月号

2024年12月6日(金)発売
特別価格:1420円(税込)
表紙の人:原田知世さん

2025年1月号

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【50歳で移住にチャレンジ!】
リノベーション中の家に住む!なかなか完成しない家と父娘喧嘩
~東京から山口へ 「ごはん屋さん」はじめます! vol.4~

伊藤啓子

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 伊藤啓子さん50歳。子どもの頃からの夢だった「ごはん屋さん」を立ち上げるため、現在、アパレルの仕事を続けながら、パートナーとともに移住先の山口県とアパレル会社のある東京と2拠点生活を送っています。
 前回(vol.3)では、故郷の山口にお店を出す強い決意が語られました。今回は移住先の住まいのお話です。 
これから移住や新しいことを始めようと考えている方も、50代からの移住とチャレンジ、ぜひ参考に!

移住したけど、完成しない家!?

(写真)リノベーション初期のころ。ストレスもなく、家つくりを楽しんでいました。

 2024年3月、いよいよ「生まれ故郷、山口でごはん屋さんをはじめる」ため、東京から山口市へ移住をしました。
今回は移住後の生活基盤作りとなる住まいのリノベーションや、数十年ぶりに近くに住み始めた実家との関係についてお話しいたします。

 家は中古のマンションを購入し、リノベーションすることにしました。物件は東京にいる間に探して購入。東京から工務店と打ち合わせは進めていたのですが、実際に現地にいないと出来ないこともあり、本格的にリノベがスタートしたのが移住後になりました。
 そういった状況だったので、移住後に住む家がありませんでした。そこで楽観的かもしれませんが「予定だと1カ月ちょっとで終わるから、その間はホテル住まいをしよう」と、近隣で一番コスパの良いビジネスホテルで生活が始まりました。
「ホテルなので快適だったのでは?」と思われますが、まったく違いました。コストを抑えるためビジネスホテルの狭い部屋に50歳夫婦がふたり、荷物もそんなに持ち込めず、食事は外食かコンビニが続きます。特に辛かったのは、寝がえりも出来ないくらいの狭いベッドが1台だったことです。
 それでも1週間くらいは楽しく過ごしていました。が、気がつかないうちにお互いストレスが溜まってきて、口調もキツくなり、些細なことでギスギスすることも。ホテル生活は限界状態になっていきました。

 1カ月が過ぎた頃に工務店から「資材納期の関係であと2カ月はかかりそう」という連絡がありました。「えー!どうしよう‼」と頭を悩ませていると「寝室とお風呂、トイレだけでも完成させて、仮住まいしますか?」と。「ホテル住まいはもう限界!」だった私たちはこの提案に飛びつきました。

(写真)こちらがリノベーション中の部屋に仮住まいしていた頃です。寝室には簡易的にカーペットを設置してもらいました。リビングは床張りもまだだったので板を敷いて、ダイニング兼仕事机を1台置いただけです。まるで工事現場に住んでいるような面白い体験でした。

リノベーション状況を毎日チェック

 リノベ中の家の住むことは不便なこともありましたが、ホテルより空間が広いこと、荷物も置いておけることなどホテル生活よりは快適でした。
一番良かったのは、リノベの状況を毎日チェックできたことです。よくリノベなどで「あれ?こんな仕様だったっけ?」など想定外があるという話を聞きますが、私たちの場合は毎日その場で確認が出来ました。また壁を塗る作業など少しだけお手伝いできたことも、自分の家を作っている感じがして想い入れが強くなったと思います。

(写真)家の壁は、簡単に塗ることができる漆喰素材“しっくのん”にしました。こちらは漆喰塗りの練習風景、DIYが苦手な私でも簡単に塗ることができました。

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この記事を書いた人(写真・文)

伊藤啓子

伊藤啓子

1974年生まれ、山口県出身。50歳をむかえた2024年春、山口県へUターン移住。現在は、夢だった飲食店オープンに向けた準備を実行中。
インスタグラムにて店舗オープンに向けての情報を発信中です。

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Instagram:@_base1974

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