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大人のおしゃれ手帖編集部

50代のあるある!? ミモザ会員のリアルな髪悩みとは

そこで、髪に悩みを持つミモザ会員3人に集まってもらい、ご自身の髪や今しているケアについてお聞きしました。

今回座談会に参加したミモザ会員。
左から、後藤美保さん（58歳）、依田和恵さん（58歳）、垣花和美さん（54歳）。

依田さん
去年の夏くらいから、シャンプー時に抜け毛が手についてくるようになったんです。部屋の床や廊下にも、1日に２〜３回モップをかけるくらい、自分の抜け毛が気になります。人目が気になるから、外では帽子がマストです。
私も夏の終わりから、全く同じ状態でした。特に分け目のところが気になって。分け目って透け感とか目立ちやすいから、だから時々、分け目の位置を変えています。
後藤さん
垣花さん
私はスタイリング後にボリュームをキープしづらくなった。日中仕事をしているうちにどんどんボリューム感がなくなってくるんですよね。きれいなスタイルをキープできるよう、スタイリングに耐えられる髪に育てたいです。今は、朝と夜、ブラッシングをそれぞれ100回して、地肌の血行を促すようにしています。

ミモザ会員にも多い50代の抜け毛は「壮年性脱毛症」かも

ミモザ会員にも多い50代の抜け毛の原因にもなり得る「壮年性脱毛症」ですが、この４つの頭頂部写真のうち、どれが「壮年性脱毛症」だと思いますか？
正解は、実は全部。

細い毛の割合（軟毛率（※2））

30.3％

39.1％

51.5％

58.6％

しかもこの4つの写真、どれも脱毛部位周辺の髪の本数※3はほぼ同じなのです。細い毛が多くなると、分け目が目立ったり地肌が透けて見えますね。髪が細くなるのは、ヘアサイクルの乱れが原因の1つ。髪は成長期→退行期→休止期というヘアサイクルを繰り返しているのですが、このサイクルが乱れて、成長期の髪が十分に太く健康に育たないままになるのです。本数が少なくなるだけでなく、髪自体が細くなるのも「壮年性脱毛症」のサインです。

※2 軟毛率：1㎠あたりの総毛数における軟毛数の割合（軟毛数／総毛数）。本試験における軟毛：太さ40μm未満の細い髪の毛
※3 頭頂部脱毛部位の周辺の1㎠の毛髪数を測定

女性の壮年性脱毛症では、分け目を中心とした頭頂部の脱毛が進み、クリスマスツリーのような三角形に脱毛する進行パターンもみられます。これは、女性特有の脱毛パターンなのです。

後藤さん
「壮年性脱毛症」って男性っぽいイメージがあるけど、女性も発症するんですね。でも、わかります。自分の髪を見ても、細くなってきたと思いますもの。娘の髪とは全然違う。
若い頃は、太さも量もあって、むしろぺたんこな髪形に憧れていました。でも、いざ、ぺたんこになってみると、すごく老けて見えるんです。抜け毛が増えてから気になって鏡でよく見ているのですが、私も頭頂部の頭皮が透けて見えます。気になるから、よその人の髪もつい観察しちゃうように。
依田さん
垣花さん
髪形が第一印象に与える影響って大きいですよね。見た目の印象が全然違いますから。

分け目や髪の透け感など、日常的に髪の状態をチェックすることが大事

毎日鏡を見ていても、分け目にピンポイントに着目する機会はなかなかないのでは？壮年性脱毛症を見逃さないためには、日々の観察がものをいいます。歯磨きやメイクのついでに地肌の透け感もチェックし、気になりはじめたら、そろそろ頭皮ケアを考え直すタイミングかもしれません。

今回は特別に、頭皮観察用マイクロスコープで、頭皮と髪の状態をチェックしてもらいました。毛の太さ、毛穴から生えている髪の本数、頭皮の健康状態、毛穴に汚れや過剰な皮脂が詰まっていないか、毛穴の密度などがわかります。