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大人のおしゃれ手帖 4月号

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大人のおしゃれ手帖
2025年4月号

2025年3月7日(金)発売
特別価格:1530円(税込) 
表紙の人:鈴木保奈美さん

2025年4月号

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【山崎育三郎さん × 古川雄大さん】
「”真ん中に立つ重圧”を乗り越えてきた戦友」
ミュージカル『昭和元禄落語心中』で舞台初共演!

【山崎育三郎さん × 古川雄大さん】 「”真ん中に立つ重圧”を乗り越えてきた戦友」 ミュージカル『昭和元禄落語心中』で再共演!

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山崎育三郎さんと古川雄大さんが共演するミュージカル『昭和元禄落語心中』。
日本オリジナルミュージカルの制作が長年の夢だったという、山崎さん自身が企画した作品です。
多くの作品でダブルキャストを務めたふたりが、どんなシナジーを生み出すのか。こうご期待です!


【山崎育三郎さん × 古川雄大さん】 「”真ん中に立つ重圧”を乗り越えてきた戦友」 ミュージカル『昭和元禄落語心中』で舞台初共演!

雄大とがっつりお芝居をするのはちょっと恥ずかしい気も……

山崎育三郎さん(以下、山崎) 僕たち、実は舞台で一緒にお芝居したことはほとんどなくて。だからミュージカル『昭和元禄落語心中』で共演できるのはすごく楽しみだけど、今さら真剣にお芝居するのが恥ずかしい、みたいな気持ちもあって。雄大とは同世代だから感覚も近いし、友達みたいな関係だから。

古川雄大さん(以下、古川) そうなんですよね。ダブルキャストで同じ役はやっているんだけど、一緒に舞台に立たないぶん、何か特別な関係性になってるのかも。

山崎 『モーツァルト!』や『エリザベート』のような歴史ある作品に主演して、舞台の真ん中に立つというのは、経験した人にしかわからない苦しみや重圧がある。だからこそ、「一緒に乗り越えてきたよね」というお互いのリスペクトがある気がします。

古川 ふたりの関係について僕がぼんやり感じていたことを、今、全部言葉で説明してもらった気がします(笑)。

山崎 雄大は芝居が上手い、歌が上手い、見た目がカッコいい……というだけじゃなく、持っているオーラが唯一無二。若い頃から自分の世界が確立されていて、それをきちんと提示できるから、舞台に立ったときの説得力が出る。僕はかなり早い段階から、「次の『モーツァルト!』は雄大だよ」って言ってたんです。本人は「いやいや、自分じゃないですよ」って言ってましたけど。

古川 僕はこれまでいっくん(山崎さん)のいろんな作品を見てきましたけど、瞬時にその色になれる瞬発力がすごい。舞台と映像ではお芝居の仕方も変わるけど、そこの切り替えも素晴らしいなと思います。

山崎 明日海りおさんもそうだけど、みんなミュージカルスターとして信頼している人たちだから、今回の共演を通じて何を感じられるのか、楽しみです。

古川 しかも『昭和元禄落語心中』は日本のオリジナルミュージカル。ミュージカルは海外を舞台にしたものがほとんどだから、和物というのは新しいですよね。難しい挑戦でもあるけど、すごく盛り上がるんじゃないかな、と期待しています。

山崎 6年前、ドラマ版に出演したとき落語にすごく魅了されて。ひとりで舞台上に座って、セットも何もないなかで観客を引き込む……これは究極のエンターテイメントじゃないかと。いつかこの作品をミュージカルにしたい、と感じたのが始まりです。日本のオリジナルミュージカルは長年の夢だったけど、作るのであれば日本文化をしっかり伝えられる、自分たちがやる意味がある演目がいいなと思っていたので。

古川 僕が演じる八雲は落語のこと、いっくん演じる助六の思い、過去に起こったある出来事の真相……いろんなものを背負っている人。その重さが彼を作っているんだ、というのを表現できればと思っています。

意外とお芝居の話はしないですよね。ゴルフか筋トレの話はするけど(笑)

山崎 僕はドラマと同じく助六を演じるけれど、もう6年も経っているので、ゼロから作るような感覚。ただ、僕自身も父親歴が長くなってきたので、子どもに対する助六の思いは、より深く感じられるようになったかもしれないですね。これまで、雄大とはあまりお芝居の話をしてこなかったから、そういう話もしてみたいな。

古川 確かにあまりお芝居の話はしないですね。ゴルフや筋トレの話はするけど(笑)。

山崎 一緒にゴルフのコースも回ったしね。

古川 ゴルフを始めた話をしたら、「じゃあ、コース行こうよ!」って誘ってくれて。もういっくんはプロ並みの上手さですからね。

山崎 そんなんじゃないよ!(笑)

古川 僕が足を引っ張らないように頑張らないと。前回、コースに出たときはボロボロだったので、本腰入れてやりたいです。

山崎 ゴルフは自然のなかで、人目を気にせず楽しめるところがいいよね。早起きして、遅くならないうちに解散するから健康にもいいし。相手のこともよくわかるしね。

古川 性格が出ますよね。僕は1個のミスをずっと引きずっちゃうタイプ。

山崎 意外と負けず嫌いだからね(笑)。今回、公演中にもどこかで行けたらいいよね。

古川 ぜひ! 楽しみにしてます。

ミュージカル 『昭和元禄落語心中』 原作:雲田はるこ 脚本・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)  企画:山崎育三郎 作曲・音楽監督:小澤時史 出演:山崎育三郎 明日海りお 古川雄大  黒羽麻璃央 水谷果穂 金井勇太 中村梅雀 東京公演:2月28日(金)~3月22日(土)東急シアターオーブ 大阪公演:3月29日(土)~4月7日(月)フェスティバルホール 福岡公演:4月14日(月)~23日(水)福岡市民ホール・大ホール

〔 舞台 〕
ミュージカル
『昭和元禄落語心中』

戦前から平成に至る落語界を舞台に、人々の多彩な生き様を描いた同名コミックをミュージカル化。天才肌で華のある落語家・助六を演じるのは、2018 年のドラマ版でも同役を務めた山崎さん。助六の同門でのちに「昭和最後の大名人」と称される、繊細な性格の菊比古(八雲)を古川さん、ふたりの人生に大きく関わる芸者・みよ吉を明日海りおさんが演じる。

原作:雲田はるこ 脚本・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団) 
企画:山崎育三郎 作曲・音楽監督:小澤時史
出演:山崎育三郎 明日海りお 古川雄大 
黒羽麻璃央 水谷果穂 金井勇太 中村梅雀
東京公演:2月28日(金)~3月22日(土)東急シアターオーブ
大阪公演:3月29日(土)~4月7日(月)フェスティバルホール
福岡公演:4月14日(月)~23日(水)福岡市民ホール・大ホール

俳優
山崎育三郎さん
1986 年生まれ、東京都出身。2007 年、ミュージカル『レ・ミゼラブル』で本格デビュー。以降『ミス・サイゴン』『エリザベート』『トッツィー』などのミュージカル作品に出演するほか、映像でも活躍。

俳優
古川雄大さん
1987 年生まれ、長野県出身。2007 年、俳優デビュー。ミュージカル『LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』『エリザベート』「モーツァルト!』、ドラマ『コトコト』などに出演。大河ドラマ『べらぼう』の放送が控える。


撮影/古家佑実[SORANE] スタイリング/山本隆司(style3)( 山崎さん)、吉野 誠( 古川さん)  ヘアメイク/朝岡美妃(Nestation)( 山崎さん)、平山直樹( 古川さん)  文/工藤花衣

大人のおしゃれ手帖2025年3月号より抜粋
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