【50代のリノベーション】マンション住み替え体験記
~キッチン、水まわりの設備と見積もり~vol.5
子どもが一人暮らしすることをきっかけに、20年住んだマンションの住み替え&リノベーションを考えた、50代夫婦の私たち。内装はボロボロの築古マンションをついに購入し、すべて壊して作り変えるスケルトンリノベーションのプランが始動。1LDK(リビングに小上がり付き)の間取りも固まりました。今回は設備選びと内装にかかる見積もりについてです。
はじめにキッチンありき! バス、トイレ、洗面はシンプルに
さて、ようやく間取りが決まったマンション(詳しくはvol.4を)ですが、これだけではまだ見積もりは出ません。キッチン、バス、トイレなど大型の設備や床材なども決めなくてはいけないからです。
キッチンは、どのメーカーにするかマンションを買う前から決めていました。それが「グラフテクト」です。グラフテクトは、オーダーキッチンメーカー「キッチンハウス」のセカンドライン。キッチンハウスと同じ素材を使いつつ、オプションなどを絞ってお買い得にしたライン…という感じでしょうか。見た目がすっきりしていてかっこいいのと、レイアウトやカラーバリエーションの豊富さが特徴。
私が気に入ったべトングレーという黒に近いグレーです(べトングレーが人気なので、大手メーカーから同じようなカラーが出ていますが、お高い……)。使い始めてから実感していますが、汚れも目立ちにくくてお気に入りです。このキッチンが映えるように、インテリアを考えたといっても過言ではない。
グラフテクトのショールームにて。石のような模様のあるグレーがかっこいい
背面収納の面材も選べます。本物そっくりの木の凹凸ですが、エバルトという樹脂です。
グラフテクトは大手メーカーの高級ラインに比べるとお手頃ですが、それなりのお値段がしますので、キッチン以外はなるべく価格をおさえました。
まずは浴室。ショールームに行くとおしゃれなバスルームがたくさんあって目移りしますが、マンションリノベーションに対応しているものは、サイズ的にも実は少ないです。選んだのはリクシルのリノビオP。アクセントウォール(一面だけ壁の色を変える)もいいなと思ったのですが、それだけで価格が上るのでオール白。ちなみに、最近のユニットバスの壁はマグネットがつくので鏡やカウンターはなしにして、あとでマグネット式のものを付けることにしました。
ショールームのミニチュアで、バスルームのカラープランをシミュレーション。
実際のバスルーム。こちらも床だけは汚れが目立ちにくいグレー。
トイレはリクシルのプレアレスLSというタンク有のタイプ……のはずだったのですが、引っ越してみたら、サティスSというタンクレストイレ(おしゃれ&価格も高い)がついていました! なんと発注ミスだったようですが、そのままでいいことになりありがたく使わせてもらっています。
自動洗浄付きで、上品なたたずまいのサティス様……
サニタリー関連は、夫婦でショールームに行って、便座に座ったり湯船に入ってみたり、いろいろ確認して選びました。ショールームは自分たちで予約してもいいですし、リノベーション会社から連絡してもらうパターンもありました。
洗面台は最初は廊下に置く案もありましたが、洗面脱衣室をつくることになったのでシンプルなデザインを選びました。アイカオーダー洗面台というボウルと洗面台が一体になったもの。こちらも、キッチンと同じくグレー系(汚れは目だないけど、洗面ボウルが思ったより浅かったです。我が家は問題ないですが、子どもが小さい場合は要注意かも。いろいろプランはあると思います)。
田中絵真
フリーライター田中絵真
暮らしまわり、ヘルスケアの記事を多く執筆。