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大人のおしゃれ手帖 6月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年6月号

2025年5月7日(水)発売
特別価格:1540円(税込)
表紙の人:木村佳乃さん

2025年6月号

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大人のおしゃれ手帖
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【50代におすすめ】グレイヘアで人気のモデル・青木沙織里さんのブランド「Huminaa(フミナ)」がスタート!

ふなつあさこ

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『大人のおしゃれ手帖』世代にぴったりの上質な日常着「Huminaa」

長年、モデルとして日々さまざまな衣装をまとってきた青木沙織里さん。50歳を過ぎて「私世代の日常着が見つけづらいな」と感じていたそう。

  • 沙織里さん
    「歳を重ねるごとに、なんでもないふだんの日に着るものが意外と難しくなってきたぞ、と気づいたんです。お仕事でさまざまなお洋服は着せていただいていますが、私個人としてプライベートに着る服にちょっと悩んでしまい、なかなかピンとくる服に出合えず、ワードローブにワクワクするニューフェースが増やせなかったんです」

実は沙織里さん、現在神奈川と和歌山との2拠点生活を送っている(詳しくは次のページで!)のですが、仕事柄服作りに興味があり、和歌山でも生地工場を見学するなどしていたそう。

  • 沙織里さん
    「和歌山って実はすごくいい生地が作られているんです。色々見て歩いているなかで、オーガニックコットンの接結ニット生地(2枚の生地を部分的に織り合わせて1枚に仕立てた生地)に触れたとき、“うわぁ〜! 気持ちいい! この生地に包まれたい!”と惚れ込んでしまい、自分が欲しくてまずは肌着を作ることにしました」

生地と生地の間にふんわりと空気を抱き込んだ生地から生まれた「和歌山で作った肌着」は、伸縮性に富んでいて、ワンサイズ展開ながらさまざまな体形の方が着られる優れもの。吸湿性と通気性に優れ、暑いときはさらりと快適な肌触りを、寒いときは程よい保温性を発揮してくれるのだそう。

  • 沙織里さん
    「肌着をローンチしたのが今年の初めで、まずは肌着からゆっくり育てていこうかなぁなんて思っていたんです。いずれは服も作りたいなぁ、ぐらいのゆるい感じで。でも、以前から普通にお客さんとして伺っていた和歌山市の素敵なギャラリー、norm(ノルム)さんと白浜で服作りから衣食住にまつわる小さな複合施設の運営まで手がけているMUYA(ムヤ)さんにお声がけいただいて、あれよあれよという間に洋服もリリースすることになったんです」

来た波に乗ることで、力みなく軽やかに展開することになった新ブランドにラインナップされているのは、生地から縫製まですべて和歌山で作られた“MADE IN WAKAYAMA”のウエアたち。沙織里さん自身が「こういう服を着たい」とアイデアを出し、工場で試作をしてもらい、手直しを重ねて一枚一枚大切に作られています。

  • 沙織里さん
    「春夏シーズンからのスタートということで、デビューコレクションには島精機製作所製の牛乳パックを再利用したREPACという素材とリネン(麻)混の生地を使いました。ざっくりとしたリネンらしい風合いはありつつ、リネン100%よりもシワになりにくいのが特徴です」

絶妙なボリュームが控えめに愛らしい「トゥータギャザースカート」。

12個の貝ボタンがアクセサリーのような華やぎを添える「パルヨンシャツ Ⅱ」。

甘さを抑えてシュッとした印象に仕上げたニュートラルなデザインの「コメアワンピース Ⅰ」。

ファーストシーズンは、normを会場にMUYAさんと合同で「着る.和歌山」を開催。直近では、阪神梅田本店にて開催されるイベント「和歌山へ導くものづくりの旅」5月28日(水)〜6月3日(火)に参加予定だそう。

  • 沙織里さん
    「オンラインショップにはまだ肌着しか展開できていませんが、いずれウエアも加えていきたいと思います」

この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

編集者ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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Instagram:@asa_ship

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