【大阪・関西万博】人気&穴場パビリオンを厳選! クウェート、ウズベキスタン、チリの魅力を見て、聞いて、触って体感
チリ:家族の生活を支える女性たちの手織物「マクン」に惚れぼれ
ラストにご紹介するのは南米・チリのパビリオン。こちらは整理券や事前予約をする必要がないため、当日でもふらっと気軽に立ち寄ることができます。私は特に混雑が予想される週末に訪れたのですが、待ち時間ゼロで入場し、館内の見学を楽しみました。
チリといえばワインを連想する人が多いかと思いますが、今回のチリパビリオンの見どころは、先住民族・マプチェの人々が紡ぐ織物「マクン」。マクンとは、マプチェ語でマントという意味を持ち、色彩やデザインの美しさが魅力です。
パビリオンの中に張りめぐらされているマクンは、万博のために総勢200名のマプチェの女性たちが、なんと3か月かけて作り上げた傑作。約700㎏のウールを使用した242㎡の大規模な展示です。自然由来の素材で染め上げられた鮮やかな色彩には、緑=植物(自然)、赤=木の実(生命)、黒=炭(死後)といった意味が込められているのだとか。
このように、マクンは芸術表現の一つとして古くから親しまれてきた文化的遺産ですが、家族の生活を支える大事な資本でもあります。映像を通して、現地の女性たちの手仕事の様子や、家族への思いなどを知ることができました。
万博会場を歩いていると、有名国や大手企業のパビリオンにばかり足が向いてしまいがち。でも、少し視点を変えてみると、思いがけない出合いが待っています。
今回私が訪れたのは、クウェート、ウズベキスタン、チリの3か国のパビリオン。それぞれ、名前は聞いたことがあるけれど、どんな文化や歴史を持っているかはピンとこないという人も多いかもしれません。ですが、あまりなじみのない国と触れ合うことができるのも万博の醍醐味ですよね。これから万博へ行く予定のある方は、ぜひ立ち寄ってみてください!
万博会場へのアクセス抜群のホテルもチェック
この記事を書いた人
ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中!
※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Instagram:@osharetecho
Website:https://osharetecho.com/
お問い合わせ:osharetechoofficial@takarajimasha.co.jp
関連記事