小説出版80周年記念!トーベ・ヤンソンの創作の世界を振り返り、代表作「ムーミン」シリーズの魅力に迫る「トーベとムーミン展」開催
内覧会には、ヘルシンキ市立美術館館長とキュレーターも参加
フィンランドでもっとも愛されているアーティストの一人であるトーベ・ヤンソン。2026年には新しくトーベ・ヤンソン・ギャラリーをオープンさせるヘルシンキ市立美術館の館長、アルヤ・ミッレルさん(写真左)と同キュレーター、ヘリ・ハルニさん(写真右)も、「本展では輝かしい存在でありながらも見過ごされてきたトーベ・ヤンソンの才能と功績に焦点を当てています」と語るとおり、この「トーベとムーミン展」では新ギャラリーオープンに先駆け、さまざまな演出でトーベの人生と作品の軌跡をたどることができます。
展覧会へ訪れたらぜひ図録もチェックして!
図録には色鮮やかな油彩画、壁画、ムーミンの原画やスケッチなど250点以上を収録。ヘルシンキ市立美術館の協力によって、小説やコミックスの解説も多数掲載され、読み応えも抜群。多方面で活躍したトーベ作品の魅力を余すところなく紹介しています。手に取るだけでワクワクするブックデザインはグラフィックデザイナー・大島依提亜さん、勝部浩代さんによるもの。ファン垂涎の図録、ぜひ展覧会を訪れた記念に手に取ってみてください。
魅力的なグッズがずらりと並ぶ特設ショップには貴重な限定品も!
展覧会を堪能した後は特設ショップでグッズ選びを楽しんで! ぬいぐるみやトートバッグ、オリジナルブレンドティーにマグカップと、さまざまなアイテムが揃っています。あれこれ選んでいるとあっという間にかごがいっぱいになってしまうはず。展覧会に出品されている作品画像を用いた貴重なオリジナルアイテムはファン必見です。
同階の「THE SUN & THE MOON(Cafe)」では会期中、期間限定のコラボレーションカフェとして、ムーミン谷をモチーフにしたメニューが登場。ムーミンや仲間たちをテーマにしたここでしか味わえないスイーツやドリンク、お料理を取り揃えています。「ムーミンママの手料理」や「わた雲パフェ〜リトルミイ〜」など、ネーミングも見た目も魅力的。アートを堪能した後も、存分に「ムーミン」の世界の余韻に浸ってください。
「トーベとムーミン展〜とっておきのものを探しに〜」は森アーツセンターギャラリーにて9月17日(水)まで開催。
会期:9月17日(水)まで ※会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開催時間:10:00〜18:00(金・土・祝前日は〜20:00)
※入館は閉館の30分前まで
※土・日・祝日および平日のうち特定日(お盆期間の8月12日〜15日、会期最終週の平日9月16日、17日は日時指定予約制
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://tove-moomins.exhibit.jp/
※10月1日〜11月24日北海道・北海道立近代美術館、2026年2月7日〜4月12日長野・長野県立美術館、4月25日〜6月14日愛知・松坂屋美術館を巡回予定
© Moomin Characters™
© Tove Jansson Estate
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この記事を書いた人
エディター/ライター久武ミキ
出版社、広告会社勤務を経て独立。女性誌、専門誌などでビューティー&ウェルネス、アートを中心に、ライフスタイルにまつわる記事を多数執筆。東京と鎌倉で2拠点生活をおくる猫好き編集者。