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2025年9月号

2025年8月7日(木)発売
特別価格:1590円(税込)
表紙の人:木村多江さん

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「これからの人生をどう生きればいいのか」と迷う女性たちへ_南果歩さんインタビュー

大人のおしゃれ手帖編集部

南果歩

役割から自由になった、その先に見えるもの

そうしたメッセージが込められているのが、南さんの主演映画『ルール・オブ・リビング~“わたし”の生き方・再起動~』。演じる主人公の美久子は、娘が巣立ったあと、自分がどう生きたいのか考えることもなく、日々を暮らしている49歳女性です。ある日、アメリカ人のバックパッカー・ヴィンセントとルームシェアをすることになった美久子は、文化の違いに戸惑いながらも、眠っていた本当の自分を再発見していきます。

「ヴィンセントと出会う前の美久子は『こうあらねば』というルールに縛られていた人。母として、社会人として、母を介護する娘として……。そういう役割にとらわれて、自分を後回しにすることが習慣になっていたんですよね。だからヴィンセントとの関係も、最初は拒否するところから始まっている。でも人と触れ合い、時間をともにするなかで、少しずつ見えてくるものがある。この映画では人と関わることの大切さも語られていると思います」

今回の監督でもあるグレッグ・デールさんが演じるヴィンセントと美久子は、言葉も価値観も、生活習慣もがらりと異なります。そんなふたりのカルチャーギャップが、ユーモラスに描かれているのも本作の魅力のひとつ。自分とは異なる価値観を否定するのではなく、“あえて違いを楽しもう”というポジティブな考え方に気づかされます。

「自分の感覚だけで物事を見ると、ひとつの面しか見えてこない。でも、正解はいくつあってもいいと思うんです。たとえばアートを観に行っても、どう感じたかは人によって違いますよね。その違いを認めて、面白がれる自分でありたい。ただ、心に余裕がないと、他者との違いを受け入れるのは難しい。じゃあ、その余裕ってどこから生まれるのか……というと、やっぱり自分を好きになることだと思います」

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