環境に配慮しながらできる暑さ対策
環境ライター・ジャーナリスト箕輪弥生さんの暮らし
暑い夏、みなさんはどんな風に過ごしますか?
日本の夏は猛暑との闘い。暑さをしのぎ、ときには楽しみ、心地よく過ごすために、知恵と工夫がものを言います。
暑さと上手に付き合いながら、涼を感じる暮らしのヒント、アイデアをご紹介します。
教えてくれたのは・・・
環境ライター・ジャーナリスト
箕輪弥生さん
NPO法人「そらべあ基金」理事。自然エネルギーや循環型の暮らしを中心に環境関連の記事や書籍の執筆編集を行う。著書も多数。
地球温暖化に配慮した持続可能なエコハウスで
夏を快適に過ごす工夫を
箕輪さんはマーケティング業に就いていた30年以上前、仕事の資料で温暖化の深刻さを知り、環境ジャーナリストの道へ。築25年の自宅は、雨水や太陽熱を利用できる設計。
庭には様々な植物が植えられ、強い日差しを遮る緑のカーテンに。
「庭木は落葉樹で夏は茂って日光を遮り、冬は裸木になって陽を入れてくれます。雨水タンクは雨どいから地下の貯蔵タンクに溜まるしくみ。植物に水をやったり、打ち水ができ、災害時になども安心です。雨水タンクも太陽熱温水器も都や市区町村から補助金も出ていて、戸建てなら設置できます。太陽熱温水システムは太陽光発電より安価ですよ」
これからの暮らしに取り入れたいヒントが満載です。
環境にも気持ちを寄せて、工夫できること
庭木の水やりと打ち水は地下のタンクに溜めた雨水で
地下に設置してある雨水タンクから水をポンプでくみ上げ、庭木やプランターの水やりや打ち水に。
「水道水と違って塩素が入っていないので、土に優しく、植物にもいいうえ水道代のカットにも。災害時のトイレ用などにも使えます」
庭木を南側に植えることで遮光&気化
南側の外壁には蔦を、庭には落葉樹を植え、夏場の日差しを遮光し、目隠しにも。「気化熱の効用もあり、見た目にも涼しく過ごせます」
OMソーラーシステムで給湯には太陽熱を利用
箕輪家では、OMソーラーパネルを屋根に設置し、太陽で温められた熱を夏の給湯や冬の暖房に利用。
「光熱費を削減できて、夏季は1500 ~1800 円ほどのガス代で済みます」
ソーラーパネル&バッテリーで蓄電し、家事に活用
ポータブルソーラーパネルを日当たりのいいところに置いてバッテリーにつないで太陽光発電。
「これで溜めた電気で掃除、洗濯、PC充電などを賄っています。電気代を節約でき、防災やキャンプにも活用できます」
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