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大人のおしゃれ手帖 9月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年9月号

2025年8月7日(木)発売
特別価格:1590円(税込)
表紙の人:木村多江さん

2025年9月号

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冷蔵庫の中身全部見せ! 
そぎ落とされた庫内、その秘訣と哲学を学ぶ【引田かおりさん】

「私にとって冷蔵庫は一時保管場所。モノの滞在時間が短いの」と引田さん。使いきれる量を収納し、作り置きもしない。
夏にぴったりなそぎ落とされた“ 巡りのいい” 冷蔵庫を拝見します。

教えてくれたのは・・・
引田かおりさん
夫婦で東京・吉祥寺にあるギャラリーとパン屋を営む。さまざまな作り手と交流を深め、「美しい暮らし」を世に提案。『日々更新。風通しよく年を重ねていくこと』(ポプラ社)など著書も多数。『LOVE MYSELF』(大和書房)が2025年の10月に出版予定。

暮らしの哲学が詰まった叡智のある冷蔵庫

冷蔵庫は2016年製パナソニックを愛用している引田さん。
あえて野菜室が広いものを購入したそうです。

さらに「家の収納と同じで、食材でぎゅうぎゅうの冷蔵庫は嫌」なのだそう。冷蔵庫の中身は少なく驚くほど。

「モノの把握ができて掃除しやすく、清潔を保てる量が私は心地いい。料理もしんどいときはもうしないと決めました(笑)。まさに酷暑といえるような今の日本の夏では体調を崩すと長引きますし、これまでがんばってきた大人には自分をいたわるアイデアやアイテムが必須です」
 
とはいえ、「おいしくないものは食べたくない」という引田さん。
そのために、冷蔵庫には厳選された食材と、調理の時間をかけない叡知ともいえるような工夫がなされています。

「厳選した納豆、卵、そしてだしがあればひとまずご飯はOK。夏はしそやみょうが、レモンの香りがあれば食欲も出ますし、にんにくでスタミナアップの料理も叶います。だからこそ、それらを手軽に使えるような段取りをしておきます。パッと作ってさっとなくなるのが、とても気持ちいい。〝巡りがいい〟冷蔵庫のおかげで、夏でも心身ともに健やかです」


【冷蔵室】
理由があるおいしい食材を厳選。
管理がしやすく掃除もしやすい空間に

「モノを減らす」と決め、あえてすっきりな状態をキープ。
必要なものを常に見直し、ためこまず、循環する冷蔵室。夏は特に心地よいのだそう。

引田さんが厳選した定番品7選

天然醸造醤油付きの納豆

国産大豆の小粒納豆に卵黄をのせ、付属のタレと混ぜ、炊き立てごはんといただくだけで絶品。

リアルオーガニックの卵

ゆで卵や納豆にのせる黄身など毎食卓に欠かせない卵は1パックずつ買って鮮度を維持。

無塩の発酵バター

パン屋を営む引田夫婦。風味と香りがいいカルピスバターは無塩をチョイス。

美を支えるサプリメント

いろいろと試した末に残った「ヒアルモイスト」「リポ・カプセルビタミンC」はお守り的存在。

麴たっぷりの手作り味噌

「有機手造り長谷川みそ」、福岡正信自然農園の「はだか麦味噌」。ともに昔ながらの手作り。

一発で味が決まる調味料

使用頻度が高いのは鎌田醤油の「だし醤油」「ぽん酢」と「ベストフーズマヨネーズ」の3つ。

手間なしでおいしいだし汁

セリアの保存ボトルに入れているだしストック。左から味噌汁に使うだし、昆布と干ししいたけを水に入れた準備中のだし、一番右は八方だし。
八方だしはしょうゆ、みりん(各300mL)を注ぎ、昆布1枚を入れて3時間ほど冷蔵庫に。鍋に移して火にかけ、沸騰前に昆布を取り出し、削り節を加え、煮立ててこして冷ましておく。


パッと作れる!
八方だしで作る肉うどんレシピ

「八方だしがあればお店レベルのうどんやそばがすぐ作れ、肉じゃが、牛丼も味がバシッと決まります」と引田さん。この肉うどんは、引田家の夏のお昼の定番。千切りにしたしょうがと牛肉を炒めたら八方だしで味付け。
鍋に水300mLとお玉一杯分の八方だしを加え軽く煮立ててつゆに。うどんと一緒にかまぼこや青ねぎを盛り付けます。

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