【小川糸さん】新しい山と里の暮らし
植物とともに涼やかに住まう
山と里、心身ともに涼やかに暮らすコツ
夏の間は、早朝のうちに里へ向かって庭仕事を終え、山への帰り道、水辺に寄って涼んでいる小川さん。
午後は、涼しい山小屋で読書をしたり、ハーブティを飲んで過ごしています。
「収穫したハーブを沢山入れたら美味しくって。その上、毎晩、小学生の頃のようにぐっすりと
眠れるようになりました」
水辺で過ごす
「山小屋の近くにキレイな滝つぼがあって、暑い日はそこで涼んでいます。水が冷たくて足を浸したら寒いくらい。くるくると丸めて運べるゆりねのベッドをレジャーシート代わりに敷いて過ごしています」。
サンダルはベルリンで買った「カンペール」。桃などの夏の果物を水に浸し、冷やして食べることもあるとか。
花を活ける
「庭仕事をしにノラコヤに来たときは、咲き始めの花を摘んで活けています。ラベンダーなどのハーブの花を活けるとほのかな香りに癒されます」。
カレンデュラ、ラベンダー、バーベナはガラスのピッチャーに無造作に活けて階段に、小
瓶に活けたジャーマンカモミールはキッチンの窓辺に。ふと目に入るところに飾って。
湧水を汲む
「山小屋の天然水もとてもおいしいのですが、ノラコヤのまわりには湧水スポットがたくさんあって、ドライブがてら汲みに行きます。神聖な空気が漂っていて、立ち寄るととても気持ちいいですね」。
湧水汲みにはインドで買ったタンブラーを使用。用途はさまざまで冷やして飲んだり、お茶を淹れたり、寒天を作ることも。