花言葉に救われる日もある【連載vol.3 ー今日花(こんにちばな)通信ー】
花は全部が「主役」なんです

ダリアの活け方
ときどきレッスンで「どの花を主役にしたらいいですか?」と聞かれることがあります。私の場合、「全部が主役です」とお伝えしています。大ぶりな花も、可憐な小さな花も、花じゃなくて葉っぱも、全部が主役。
「還暦祝いのアレンジを」というオーダーをいただいたときも、ダリアとバラ、存在感のあるお花をあえて組み合わせました。下の方に活けた山葡萄やアストランチアも、主役です。
ポイントは、「自然のなかで咲いている姿のように」。茂みをイメージして、中心が赤く色づいたダリアと真っ赤なバラをぎゅっと密集させた、美しさと生命力を感じるアレンジです。
編集・文/柳澤智子(柳に風)
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この記事を監修した人
「PAUSE」主催吉原友美
「日々の暮らしの中に、ひと休みできる時間を」
との思いから、小休止を意味する「PAUSE(パウズ)」を屋号に、花の配送、出張生花店、空間装花、ワークショップを開催。神奈川県三浦郡葉山町にアトリエをかまえ、日常と心に寄り添う花を提案する。
撮影/安彦幸枝
Instagram:@pause_story_




