りさねーぜさん
「盛れるところはしっかり盛る」メリハリおしゃれのコツ
素敵な大人世代は、どんなファッションを楽しんでいるの?
そんな疑問にこたえるべく、インスタグラムなどで発信しているおしゃれ上手さんを取材。
年を重ねるほど、生き方そのものが投影されるファッション。
こだわりや着こなし方を教えてもらいました。
今回のおしゃれ上手さんは・・・
今だから似合うおしゃれとこれからの生き方を発信
りさねーぜさん
グレイヘアのおしゃれと、47歳で建てた注文住宅での暮らしをインスタで発信。シングルライフを楽しむ、ミドルシニア世代のお手本として、共感を集める。著書に『57歳、いきいきハッピーおひとりさま暮らし』(KADOKAWA)。
@risa_hitorinokodate
徐々に迷いから解放された50代。
着たいものを着られるのがうれしい
昨年、長年勤めた会社を辞め独立した、りさねーぜさん。若いころはファッションも生き方も迷いが多かったそう。
「30代くらいまでは、仕事も恋愛もまわりの評価を気にして動いていました。似合う服もわからずに、おしゃれ迷子状態。〝カジュアル〟なファッションも苦手でした。」
でも、40代を過ぎたころから、「女性はこうでなくては」という価値観から解き放たれて、ひとりでいるのも楽になったそう。
「グレイヘアにしたのは、50歳になったとき。着たいものを着る、姿勢をよくして笑顔でいればOKと気づきました。好きな原色の服も、若いころは派手すぎると感じたのに、今はかえって似合うのに気付いて。
年をとると、つい無難に走りがちですが、それだとかなり地味でくすんだ印象になってしまう。盛れるところを盛るのがおしゃれのコツです」
温度調整はアウターで印象もガラッとチェンジ
秋口は……
フレンチスリーブのトップスにワイドなボトムスがりさねーぜさんの夏の定番の装い。アウターを変えることでイメージチェンジ& 温度調節しています。
夏は透け感がきれいなポンチョ、秋は、バルーンスリーブのジャケットで、同じ色合いのコーデでもイメージチェンジ。
アウター/アドーア(ADORE)
暑い時季は・・・
ポンチョはお気に入りのセレクトショップで購入。
見た目、着心地ともに軽やか。
ポンチョ/マレ・ディ・ラテ、バッグ/ドラゴン
オールシーズンジャケットコーデで若々しく
「カーディガンだと老け見えしがちなので、ジャケットを愛用しています。衿や袖などにデザイン性がある少し“盛れる”ものが似合うようになりました」。
シュヴァル プラスのデニムジャケットやビューティー&ユースの半そでジャケットなど、季節を問わずとり入れています。
フレンチスリーブは
オンオフどちらでも活躍
インに合わせるのは、フレンチスリーブが定番。
首まわりが詰まりすぎず、タンクトップと違い1枚になったときに肌見せが気にならず、温度調節がしやすいから。ほどよいフィット感のICBのカットソーがお気に入り。
カットソー/ ICB、パンツ/ 23 区、シューズ/オデット エ オディール
50代からの服選びは人の力を頼ると便利&新鮮!
ファッションがマンネリになったと感じ、パーソナルスタイリングサービスの「ドローブ」を利用。
「自分が今まで知らなかったブランドが送られてくるのが新鮮で、ファッションの幅が広がりました」。
家では、リネンなどナチュラルな服が多いですが、リベコのシャツは明るい色で、オンライン打合せの時にも便利です。
シャツ/ 23区×リベコ、パンツ/ 23区
50代からは“ちょっと”でなく“かなり”盛る
「ドラマで小泉今日子さんが上下赤の衣装を着ていてかわいかったので、真似してみました。着てみると、年齢のせいか派手なものでも派手に見えすぎない。恥ずかしがらず、思いっきり盛っていいと思います!」。
インナーの白が差し色になり、透明感のある装いに。
カーディガン/ me イッセイミヤケ、カットソー/ ICB、パンツ/ 23区、バッグ/ドラゴン、シューズ/リーガル
着まわしがきくものは出張にもってこい
出張で北海道と東京の往復が多いりさねーぜさん。そんなときに便利なのが、着まわしのきくアイテム。
ボウタイがついていて、結んだり前後逆に着たりと、3WAYで着られるセットアップは、大きめの柄だから大人世代にも着こなしやすく、スカートだけ使えばカジュアルに、上下セットでワンピース風に着ればエレガントにと、コーデの幅も広がります。
カジュアル
トップス、スカート/ともに23区、カットソー/ICB、バッグ/須田帆布、シューズ/リーガル
エレガント
セットアップ/23 区
ボウタイをリボン結びにするとよりフェミニンな雰囲気に。
おしゃれの秘密は部屋の作りにも!
10 年前に注文住宅を建てた、りさねーぜさん。
こだわって考えた自分にフィットするサイズの家は、クローゼットにも工夫があります。
「服の量が把握しやすいようオープンクローゼットにしました。『いつか着るかも』という二軍の服は、定期的に処分しているので、ここにあるのは一軍だけ。服も選びやすくなりました」
そろいのハンガーできれいに並んだクローゼット。
新しい服を買ったら、着なくなった服は1枚捨てるのがマイルール。
靴箱のトビラが鏡になっていて、靴を履いた状態で全身のコーディネートをチェックできるのがこだわりポイント。
自分を客観視するため、服を着た状態で動画をとることも。
撮影/白井裕介 文/田中絵真
大人のおしゃれ手帖2025年10月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
この記事の画像一覧
この記事を書いた人
ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中!
※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Instagram:@osharetecho
Website:https://osharetecho.com/
お問い合わせ:osharetechoofficial@takarajimasha.co.jp
関連記事
-
-
-
-
-
-
-
PR
-
PR
-
PR