【白洲 迅さんインタビュー】「刺激的過ぎてやめられません(笑)!」
夫婦は違っていていい、そんな理想のふたり

同名エッセイを原案にしたドラマ『今日もふたり、スキップで』では、こちらもW主演の松村沙友理さんとほっこり夫婦を演じています。
「ひたすらに幸せで、特別な事件は起きず、大きなものを抱えているわけでもない。どこにもいそうな夫婦のお話です。彼らなりの‟事件”というのは『いびきがうるさい』『寝相が悪い!』と言い合うことだったりして、『じゃあ別々に寝る?』『それは嫌だ』みたいなやりとりが続く。なんてことのない日常が描かれています」
たとえばあるときは、「共通の趣味がないから」とお互いの趣味に触れてみようとします。
「ふたりは全然違うタイプで、価値観も異なる同士。奥さんが好きだというBL漫画を読んでみるけれど、感想が全然かみ合いません。でも、それでいい。違うからこそ続く関係ってあると思うんです。このふたりは、いびつなふたつのピースがぴたっと合致するような夫婦。でもそれが、夫婦として助け合えてるのかなって。違っていていい、そんな理想のふたりだなと」
3本目は、冬野夜空が旧Twitterに投稿した140文字の物語がベース。書籍化を経て、今回ドラマ化された『すべての恋が終わるとしても』。男女8人による人間模様を描くラブストーリーです。本作で物語の軸となるふたり、羽沢由宇を葵わかなさん、大崎真央を神尾楓珠さんがそれぞれ演じ、白洲さんは由宇が仕事先で出会う野北駿太郎を演じています。
「野北は仕事が完璧にできる男ですが、恋愛面に関しては難あり。上辺だけでちょっと付き合い、違うなと思って別れてしまう。それを繰り返して、実はちゃんとした恋愛をしてきていない人です。相手役の市川由衣さん演じる宮内郁子という人も、つかみどころのない自由な人で」
野北と郁子は恋人未満、もやっとした関係が続いています。
「お互いに依存する面もあるけれど、付き合っているわけではなくて。だから束縛したり、確信をつくようなことはなかなか言えない間柄。とくに野北のほうは、自分を押し殺してもいます。お互いに離れられない。でも、どこかリアルさを感じる関係だなと」
言葉ではっきりとは言えない、そんな男女の微妙な距離感を、白洲さんと市川さんでこつこつ作り上げる必要がありました。
「彼らの関係性はいわばグレー。そのシーンでどれだけ好きという感情を表情に出していいのか、出さないほうがいいのか、その調整が難しかったです。僕らふたりの結末は、わりと物議をかもすんじゃないかと。いまから、観てくださった方たちのリアクションが楽しみですね」
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