50代は姿勢が命!
シャキッと見える美姿勢の法則を野原遥さんがレクチャー!
素敵見えのヒント特集【前編】
立ち居振る舞いで人の印象は大きく変わります。
せっかくおしゃれにコーディネートしても姿勢や着方次第で台無しに。
洗練された姿勢や着こなしで佇まいから素敵に見違えましょう。
ウォーキングスタイリスト
野原 遥さん
Miss Universe Japan2016ファイナリスト、MIA認定ウォーキング講師。姿勢や所作から美を仕立て、“持続可能な健康美”を発信し、様々なメディアで活躍。著書は『明日から美人』
スタイリスト
平井律子さん
本誌をはじめ女性誌のファッションページやカタログ、広告などで活躍。女優のスタイリングも手掛ける。体形を問わず、心地いい、大人のための着こなし術で高い支持を集める。
老け見えは姿勢が原因⁈ 美姿勢でスタイルもアップ
年を重ねると筋力が落ち、気が緩むと猫背になったり、前傾姿勢がラクと感じるようになります。
野原遥さんは、「姿勢の崩れは体形の崩れにつながり、実年齢より上に見えがちになる」と言います。
「私の場合、母や祖母が反面教師に。長年の姿勢の崩れの積み重ねによって膝下から湾曲し、祖母に至っては歩行を維持できず、手術するまでに悪化した姿を見てきました。そして、通っていた整体師に、『正しい知識があれば緩和できた可能性もあった』と言われたんです。私もふたりと同じ骨格だったので、真剣に姿勢と向き合わねばと思いました」
野原さんは、「意識して正しい姿勢で過ごすことは、日常のトレーニングになり、習慣化できれば巡りがよくなり体が整う」と言います。
「背すじがちゃんと伸びていると気持ちも上がり、不思議なくらい自信やオーラにあふれた自分になれます。この先も好きな洋服を着て颯爽と歩いていけるよう、普段の姿勢から見直しましょう」
さらに後半では、より素敵に見せる着こなしについて、スタイリストの平井律子さんに伺います。
「大人の体形悩みは、選ぶアイテムや、それをどう着こなすかで、ずいぶんと見違えます。ちょっとした知恵を駆使して、おしゃれを楽しんでください」
tips1 . 美しく正しい姿勢でおしゃれが10割増しに!
立ち姿は所作の基本。足元から体のパーツをひとつずつ、積み木のように組み上げるイメージで立ち、美しい姿勢を作りましょう。
下の画像は重心が体の真ん中にあり、見た目に美しく体に負担がかかりにくい立ち方です。
慣れないうちは全身が力んでしまいがちですが、自然にこの立ち方をキープできる状態を目指しましょう。
立ち姿は足元から作るため、①から⑧へと意識しながら整えていきます。
①つま先とかかとをつけ、②ふくらはぎの内側・膝の内側・太ももの付け根をすべてつけます。③お尻の穴に力を入れて、お尻の筋肉を引き締め、④骨盤を床に対して垂直に立てます。
⑤頭を糸で吊られ、おへそが上へ引き上げられるイメージで体の軸を正し、⑥肋骨を締め、⑦肩甲骨を背骨に向かって引き寄せます。
⑧首は後ろへ引き、肩より前に出ないよう位置を整えて。
正しい姿勢を知るには、壁に背中をつけて立つ「壁立ち」が効果的。まず①②の姿勢に整え、積み木を積み上げるように「くるぶしの上に腰」「腰の上に肩」「肩の上に耳」と体をまっすぐに立てることで重心が中央からブレず、安定します。
③骨盤を垂直に立て、横から見たとき、壁と腰の間にできる隙間は手の厚さ程度に。
④左右の脚をぴったりつけて、ふくらはぎや膝の内側、太もものつけ根に隙間がなければ完璧です。
気持ちもシャンとして自信が持てるように
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