【50代からの「整う」ヨーロッパ便り】旅の醍醐味はグルメ&散歩! 自然との調和が導く、自分軸の再発見

皆さんこんにちは、自然療法ジャーナリストで自然療法セラピストのmadokaです。
20代半ばから英国で自然療法を学び、世界各地の自然療法を体験しながら、現在は自然療法ジャーナリストとして活動しています。
本連載では、セラピストとして活動するなかで出会った仲間たちとのヨーロッパ周遊の記録をお届け!
旅のきっかけは……
私と自然との距離を近づける
私は日頃から、身に着けるものはなるべく土に還るような自然のものでできた素材を選ぶようにしています。それは以前、自然療法家の恩師から聞いた、こんな話がきっかけでした。
「夜寝ている間、私たちは無意識のうちに月の光と闇を感じながら心身を修復させています。植物繊維はその動きをサポートするのに対し、ナイロンやアクリルなどの化学繊維は、自然のエネルギーを遮断し、機能の回復を妨げてしまう可能性があるのです」と。
確かに、化学繊維は皮膚との摩擦による静電気を起こし、通気性の悪さから湿度調節もしづらく、呼吸も浅くなり、睡眠の質を落とすことは想像に難くありません。自然療法の視点からは、自然素材を選ぶことは肌への優しさだけでなく、私たちのエネルギーフィールドの整頓に繋がるといえます。

街を歩く、自然を感じる

この不思議な心地よさの正体は、イギリスの教会建築のアトリエで図面を描いていたときに実感したものでした。それは、建築物に使われている素材によるものだと気づいたのです。自然素材に近いものに囲まれるか、石油系建材や鉄筋に囲まれるか。それは、まるで身に着ける服を選ぶのと同じように、私たちの心や身体に影響を与えているのではないかと感じました。
目に飛び込んでくる美しい装飾、緑と共にある街並み、澄んだ空気……。ヨーロッパの街歩きは私にとって癒やしの時間でした。
【旅のひとことメモ】
私たちの体が車だったら? 自然療法の師の言葉
「どんな安い車でも、定期的なメンテナンスをし、質の良い燃料を使い、そして動きやすい素材で作られていれば何年も長く走れる。たとえフェラーリのような高性能なエンジンを持って生まれたとしても、重たい素材に身を包み、質の悪い燃料を使い、メンテナンスを怠れば、すぐにダメになってしまう」
何を着て、何を体内に入れ、どんなふうに生きるか。それらすべてが私たちの心身に影響を与える大切な要素だということですね。
この記事を書いた人
自然療法ジャーナリスト/セラピスト藤田 円
英国で自然療法に出合い、英国ホメオパス資格を取得。沖縄で育つ「リバイタライズヘナ」の魅力に惹かれ、商品プロデュースも行う。雑誌記事や書籍の執筆、著書に『ホメオパシーのくすり箱』がある。セミナーなどを通じて植物の力と自然と調和する暮らしの楽しさを伝えている。
Instagram:@madokacirculus
Website:https://note.com/madoka_circulus






