【50代からの「整う」ヨーロッパ便り】旅の醍醐味はグルメ&散歩! 自然との調和が導く、自分軸の再発見
旬の恵みを味わう、市場という名の宝箱

常設市場のほかに、定期的に広場に店が集まったり、お祭りのように道に店が並んだり。にぎわう光景に、自然と気持ちが高まります。屋内の常設市場には専門店も多くあり、こだわりのオリーブオイル、スパイス、ワイン、野菜など、ありとあらゆるものがそれぞれの店に所狭しと、でもおしゃれに陳列され、ワクワクが止まりません。
市場での楽しみの一つは、生産者や販売者の方との会話。苦労話や食材の意外な利用法が聞けたりと、その場でしか味わえないおもしろさがあるのです。
余談ですが……。市場で手に入れた野菜を手にし、洗ったり切ったりしていると、それだけで元気になっていくような気がしました。お店での会話を思い出し、苦労や愛情を想像しながら調理をすることで感謝の気持ちが増し、できあがった料理もより一層おいしいと感じることができました。
【旅のひとことメモ】
身土不二:土地の旬なものと伝統食が身体を作る
今回訪れた国々はいずれも、地域の野菜やフルーツなど、オーガニックが当たり前! といった印象でした。その土地で育った旬の食材を使って料理をし、食べることは、身土不二を実行することになります。「天地のお恵みと、これを作られた方のご愛念を感謝してお料理させていただきます」という意味をひしひしと感じるひとときでした。
この記事を書いた人
自然療法ジャーナリスト/セラピスト藤田 円
英国で自然療法に出合い、英国ホメオパス資格を取得。沖縄で育つ「リバイタライズヘナ」の魅力に惹かれ、商品プロデュースも行う。雑誌記事や書籍の執筆、著書に『ホメオパシーのくすり箱』がある。セミナーなどを通じて植物の力と自然と調和する暮らしの楽しさを伝えている。
Instagram:@madokacirculus
Website:https://note.com/madoka_circulus






