【50代からの「整う」ヨーロッパ便り】生命力みなぎる“ワイズウーマン”になるためのヒント
皆さんこんにちは、自然療法ジャーナリストで自然療法セラピストのmadokaです。
20代半ばから英国で自然療法を学び、世界各地の自然療法を体験しながら、現在は自然療法ジャーナリストとして活動しています。
本連載では、セラピストとして活動するなかで出会った仲間たちとのヨーロッパ周遊の記録をお届け!
旅のきっかけは……
村一番の美魔女の秘訣は?
日本人は比較的若く見られることが多いのに、年齢を重ねるごとに、自信をなくしてしまう人が多いような気がします。しかし、今回の旅を通じて、「年齢って本当にただの数字なのかもしれない……」と思うようになったのです。
そう思わせてくれたのは、ヨーロッパ滞在中に出会った女性たちのおかげ。実年齢よりも10歳以上若々しく、輝いている姿がそこにはありました。彼女たちの若々しさの秘訣を探っていきましょう!

店に入るやいなや、カウンターの中から「チャオ!」と、眼鏡姿がチャーミングな女性が、笑顔で挨拶してくれました。その元気な声は店に響き渡り、ハッとするほど華やか。場を明るくするオーラを感じました。自信たっぷりに家族や商品を説明する姿は説得力満点。美しいおばさまだなぁと思いながら話していると、なんと娘さんはミスコンの受賞歴があると知り、それも納得。鮮やかな挿し色が映える白地の服に、アクセサリーを上手に合わせ、小さな店に立つ彼女の姿は、有名店のマスコットガールのようで、まさに「美意識と自信は生きる力」だと教えてくれているようでした。
「代々変わらぬレシピでこの地域の素材だけで作ったおいしいお菓子なのよ」とおまけしてくれたケーキは、その辺のお菓子屋さんのものよりも断然おいしくて大感激。こんな山奥でいったい何人のお客さんが来るのだろう?と考えながら、常におしゃれを楽しみながら店に立つ彼女に、尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。「今日は近所に買い物に出るだから」と言って、気を抜いてはいけないと心に刻みました。
おいしい食事は内面の美から


少しずつ傾きを変え、光の注ぎ方を変えていく夕日に照らされながらテラスでお話をしたり、犬と遊んだり、お散歩をしたりとマインドフルな時間を過ごしていると、「ご飯ですよー」と声がかかりました。アンティークな雰囲気の広い食堂に集まると、今日のお客様は私たちと、もう一人の女性。一人旅のその女性は80代半ばで、ボローニャからの長距離を自分で運転をして休暇に来たそうです。日中は海に泳ぎに行ったとか。

とはいえ、このリトリートで食べるほとんどの食事は、銀座やイタリアの高級レストランやお菓子屋さんでも働いていたことのあるYorikoさんが作ってくれていました。毎日大満足のお食事を提供してくれる彼女がおすすめする宿のお食事は、やっぱり素晴らしかった!
翌朝の朝食がまた豊かなものだったことは言うまでもありません。農業と食と、自然とともに宇宙のリズムで暮らしていることは美の基本なのですね。
この記事を書いた人
自然療法ジャーナリスト/セラピスト藤田 円
英国で自然療法に出合い、英国ホメオパス資格を取得。沖縄で育つ「リバイタライズヘナ」の魅力に惹かれ、商品プロデュースも行う。雑誌記事や書籍の執筆、著書に『ホメオパシーのくすり箱』がある。セミナーなどを通じて植物の力と自然と調和する暮らしの楽しさを伝えている。
Instagram:@madokacirculus
Website:https://note.com/madoka_circulus




