【“空に近い”ホテル】羽田発着の早朝・深夜便利用や、空港からフットワークよく東京観光を楽しみたい方におすすめ!
久武ミキ
ホリデーシーズン直前。日本の玄関口・羽田を利用する人が増えるこの時期、空港から至近で、早朝や深夜便を利用して東京を旅立つ人や、今まさに訪れたばかりの人々を温かく送り迎え入れる、旅の始まりと終わりにふさわしいスポットを探して、仏・アコーグループが手がける「メルキュール東京羽田エアポート」へ試泊取材を敢行しました。快適な眠りを提供する場としてだけではなく、その地域の魅力をより深く感じられる「もてなし」と「癒やし」の拠点を目指し、質の高いサービスを提供してくれるというホテルでの一夜をレポートします。
空港から車で約10分、京急線・大鳥居駅から徒歩約4分のところにある「メルキュール東京羽田エアポート」は、2023年、大田区に誕生しました。ここは元々、ソニックやぷよぷよなどで知られる大手ゲームメーカー・セガの本社があった場所。シックで落ち着いた雰囲気は、さすがフランスに本社を構え、世界110か国以上、5700もの施設でさまざまなおもてなしを形にするアコーのセンスが光ります。
エントランスを入るとまず目につくのは、さまざまなインダストリアルデザイン。「ものづくりのまち」として、確かな技術力を誇る中小企業が多数集積し、特に金属加工や精密加工分野で高い技術力が国内外で評価されている大田区という土地柄、地域との融合をテーマにあらゆるデザインが展示され、訪れた人を出迎えてくれます。
館内には、ホテル到着後もしくはフライト前に利用できるシャワールーム(有償)、トレーニングに熱中できるジム、要予約のミーティングルーム、一般ゲストは入れないパイロットや客室乗務員などクルー専用のラウンジも完備。羽田を利用するすべての人が快適に過ごせるおもてなしの工夫がギュッと凝縮。日本のサブカルチャー発信地らしく、至るところに漫画、アニメ、電化製品などをモチーフにしたオブジェが飾られ、さながら美術館のような雰囲気を醸しています。

ものづくりのまちの象徴を随所に
2Fにあるカメラやガラケー、ゲーム機などを象ったおしゃれなオブジェ。展示物を眺めているとここがホテルだということを忘れてしまいそう。

予約制のミーティングルーム
ビジネスミーティング、団体旅行でのミーティングなどに利用される予約制のミーティングルームもシックで洗練された雰囲気。
最上階11階のプリビレッジルームの客室は、一人で泊まるにはもったいないほどの広さ。ヨーロピアンスタイルのモダンな設えで、ゆっくりくつろげる雰囲気。このほかにスタンダードタイプのスーペリアルームもあります。
朝食、夕食ともに、お食事は1Fのレストラン「ブラッスリー サンヴォレ」で。洗練された居心地の良い空間には100席が用意されています。この日のメニューは前菜に自家製オイルサーディン、鶏肉、豚肉、牛肉の中から選べるメインディッシュにはゲランドの塩をきかせたミディアムレアの和牛のサーロインステーキをチョイス。デザートには優しい甘さの小豆と生クリームが添えられた抹茶のパウンドケーキとコーヒーを。こちらのメニューは3か月に一度のサイクルで変更されるので、四季折々、お食事目当てで宿泊するのもおすすめ。

和牛のステーキはお好みの焼き加減で
メインディッシュの和牛のステーキは大満足のボリューム。表面はカリッと中はジューシーで、ナイフがスッと入る柔らかさ。添えられた塩とわさびをトッピングすると、肉本来の旨みが口の中にジュワッと広がります。

人気の抹茶を使ったしっとりケーキ
外国人観光客に今大人気の抹茶を使った、デザートのパウンドケーキはおかわりしたくなるほどのおいしさ。ほのかに抹茶の苦味を感じるしっとりケーキには、きめ細かいホイップクリームと小豆が好相性。
ちなみにこちらは朝食のブッフェの様子。宿泊客のおよそ8割が外国人ということもあって、メニューは和食から洋食までバリエーションも豊富。空港に近いホテルということもあり、朝6時から宿泊客を待ち構えます。
なかでも、おにぎりメーカーにご飯と好きな具材を入れて自分で手作りする朝ごはんは、外国人観光客の方に人気なのだとか。他にも、アサイーにヨーグルト、おかゆに平飼いの生たまごなど「食べたい朝ごはん」が必ず見つかる充実のブッフェ。お好きな席に朝食の始まりを告げるプレートを置いたら、お腹いっぱいになるまでおかわり自由。プレートを裏返して席を立てば、ごちそうさまの合図です。
チェックアウトは11時とゆったりしていますが、ホテル〜羽田空港直通の送迎バスは早朝から深夜まで稼働。朝早くに羽田空港へ向かいたい人も、夜遅く東京に降り立った人も移動には困りません。ビジネスで、観光で、羽田を利用する方にうれしい“空に近いホテル”「メルキュール東京羽田エアポート」。これからの旅行計画に「羽田でゆとりの一泊」をぜひ検討してみてはいかがですか?
【メルキュール東京羽田エアポート】
住所:東京都大田区羽田1-2-11
電話:03-3741-5271
チェックイン15:00 チェックアウト 11:00
https://www.mercure-tokyo-haneda-airport.com/
※本記事はメルキュール東京羽田エアポートより宿泊提供を受けて取材したものです。