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大人のおしゃれ手帖 12月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2024年12月号

2024年11月7日(木)発売
特別価格:1650円(税込)
表紙の人:天海祐希さん

2024年12月号

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【轟木節子さん】
「黒」を味方に脱・無難!
おしゃれが叶うお手本コーデ

黒はおしゃれに欠かせない色ですが、大人になると地味に感じたり、取り入れ方がむずかしくなったという声をよく耳にします。
今回は、スタイリスト轟木節子さんに黒を素敵に着こなすコツを指南していただきましょう。

style1. 黒を重ねる

黒はさまざまな色やデザインを受け入れてくれる色。
着こなしの幅が広く、イメージも変幻自在。
ただ、のっぺりした印象になることもあるので、立体感のある素材やデザインでメリハリを利かせたり、アクセサリーで輝きを加えて。
ここでは、白いシャツとパンツをベースに、切りっぱなしのフリルベストをアクセントにしました。


style2. オールブラックでまとめる

オールブラックは、いろいろな素材やシルエットを取り入れて単調にならないバランスを見つけて。
たとえば、ドレッシーで動きのあるワンピースに合わせたざっくりとした編み地のモヘアセーターは、袖が透け、抜け感を出すことができます。
また、パールのピアスを合わせて顔まわりに華やかさを添えて。


style3. クラシックな黒を楽しむ

ハリのある素材が作るフォルムが美しいコートは、はおるだけでおしゃれが完成する圧倒的な存在感が魅力です。
クラシカルなムードを生かして、アートピースのような大きめのイヤリングをポイントに、中もレトロモダンなバード柄のシルクブラウスを合わせて。
思いっきりヴィンテージ風のスタイルを楽しみます。


style4. 個性的な黒をあそぶ

チュールパンツなどの少し冒険かなと思うアイテムこそ、黒を選んで。
個性的なデザインをシックな黒なら、さりげなく取り入れやすくなります。
ニットとシャツ生地の切り替えの効いたカーディガンや丸衿ブラウスなど遊び心のあるアイテムもモノトーンでまとめて、ほんのりモード感のある着こなしに。


style5. きれいな色を生かす黒

黒は色を引き立てるのがとても上手で、大人の色遊びを助けてくれます。
ピンクやライトブルーといった大人になると着慣れない人が多いかわいい色も、黒が甘さをピリッと引き締めてくれ、ぐっと洗練された雰囲気に。
アウターやボトムなど面積の大きいアイテムには黒を選び、トップスできれいな色を生かすとバランスよくまとまります。


style6. 黒のロングジレを1枚持つ

黒のロングジレは大人がかっこよく着られて、おしゃれ度を上げてくれるので1枚持っておくと重宝します。
いろいろなデザインが出ていますが、ここでは、やわらかい素材のものに、ロングジレと相性のいい膝下がすっきり細身のパンツを合わせました。
中も黒でまとめればジレと品よくなじみ、簡単におしゃれ上級者のコーディネートが楽しめます。


style7. アクセントに使う黒小物

シンプルな色使いや着こなしのときに、少し個性のある黒い小物が役立ちます。
髪の色になじむ旬のカチュームなどのヘアアクセサリーや、デザイン性のあるレザーのバッグは、装いをモダンに格上げしてくれます。
靴も黒でそろえれば、小物3点がコーディネートのアクセントになって、すっきり、凜としたおしゃれが完成します。


photograph: Hiroto Hata styling: Setsuko Todoroki 
hair&make-up: Shinya Kawamura(mod’s hair) model: kiki text: Harumi Yasuda

※大人のおしゃれ手帖2016年10月号をもとに再編集したものです。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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