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大人のおしゃれ手帖 1月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2026年1月号

2025年12月5日(金)発売
特別価格:1640円(税込) 
表紙の人:中谷美紀さん

2026年1月号

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収納のプロたちのリアルな「クローゼット」を拝見!
大掃除・整理収納のヒントが満載

大人のおしゃれ手帖編集部

女性にとって、整理に頭を悩ませるものの代表選手といえば、クローゼット。
整理上手な人には、どんなセオリーがあるのでしょうか。
3人の整理のプロのクローゼットを大公開! 衣類収納のコツを取材しました。

貝賀あゆみさんの場合

衣服は最低限の枚数に厳選
扉を外してオープン収納に

衣類は消耗品と割り切り、ワンシーズン着倒して手放しているという貝賀さん。
服の枚数はかなり少なめで、ふすまを外した押し入れの上段に十分収まります。「年齢的にくた
びれて見えないよう、きちんと感や清潔感を意識しています。そのシーズンに買った服なら、流行も反映されていて新鮮な気持ちで過ごせるんです」。貝賀さんは、靴収納でも扉を外して収納効率をアップ。
「玄関の片側は壁一面が扉付きのシューズラックでした。1 mほどの狭い空間で、扉があるぶんスペースも少なくなるので、思い切ってすべて外しました。出し入れもラクです」

貝賀さんの個室は和室で、押し入れに衣服を収納。ふすまを外してカーテンレールとポールをつけ、クローゼット仕様に。下段は布団。

着替え類は箪笥のいちばん上の引き出しに

クローゼット横にある箪笥の、上の引き出しにはTシャツ、中央は予備の靴下、右はハンカチ類。
「靴下3 足とストック2足でまわしています(笑)」

引き出しの二段目にはたたんだ服とグッズを

左側にデニムなどのパンツ類をたたんで収納。
右にはマスクや除菌シートなどの衛生グッズ。物量を抑えて、ぎゅうぎゅうに詰め込まず、余白のある状態に。

上段に設置したラックにはオンタイムのトップスを

貝賀さんの衣類一式がここに。
「季節のトップスやショルダーバッグは取り付けた
ラックに吊るし、季節外の服は右のバンカーボックスにしまっています」

可愛いおしゃれ小物は引き出しに飾り付けるように

アクセサリーもこれがすべて。
箪笥の上に小さな木製の引き出しを置き、サングラス、リーディンググラスなどを飾りながら収納。
「選ぶのもしまうのもラクです」

玄関のシューズラックは扉を外し見せる収納に

家族すべての靴がこの棚に。
扉を外したことで出し入れのしやすさはもとより、いちばん上の段に鏡やカギなどが置けて便利に。
「外出前に身だしなみを整えられ、鍵を探すこともなくなりました」

グリーンを飾って靴への目線をそらして

隠したいものは籠に入れ、左側には傘とレインブーツを収納。
「いちばん上の棚には置き時計やグリーンなどを飾って視線を引き、むき出しの靴に目線が行かないように工夫しています」

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鈴木尚子さんの場合

色別に並べるなど、選びやすく、コーディネートしやすい工夫を

表に出る職業柄、衣類はどうしても増えてしまうという鈴木さん。
コーディネートのしやすさを考慮し、シューズやアクセサリーは見やすさを重視した収納に。
洋服は、今着る“スタメン”と季節外の“控え”に分け、スタメンは、丈の長さで分けた後、いちばん取り出しやすい場所に色別で収納しています。
「スタメンと控えが混ざっていると、着たい服を見つけづらく、出し入れもしにくいんです」。控えはクリーニング預けにしたり、ボックスに収めて上部の棚へ。出番の少ないハレの日用の服は、衣装カバーに入れて仕舞うことでホコリから守れて、さらに“スタメン”に意識を集中できると言います。

上にトップス、下にボトムスを収納。さらに丈の長さで分けつつ、色別にグラデーションで配置。
「色別にすると、コーディネートがしやすく、出すのもの仕舞うのもラク!」

ブーツの筒丈やヒールの高さに合わせて棚板を調整

玄関の奥にある鈴木さん専用のシューズクローゼット。
ロングブーツ、ハイヒール、スニーカーとアイテムに合わせて棚板の高さを調整し、整然と美しく収納。

アクセサリーはシリコンカップで分けつつ保護

アクセサリーはシリコン カップで分けつつ保護

ベルトは中が見やすいメッシュかごにイン

ベルトは吊るすと取りにくさを感じていたので、丸めてスチールのメッシュかごに収納。
ぽんぽん放り込めて片付けやすく、中が見えるので、取り出しもスムーズ」


岡本あつみさんの場合

家族5人ぶんを1か所に
赤い空間で1日の始まりを景気づけ

壁にイケアの棚とハンガーポールを取り付けてウォークインクローゼットにした小部屋は家族5人で共用。

「割り当てスペースは、娘の成長とともに変化してきましたが、今はいちばん奥が私のスペース。手前が夫、反対側に娘たちの服がかかっています」。

このクローゼットの最大のポイントは真っ赤な壁紙とモノトーンのランプシェード。リノベーションのとき、好きなテイストがたくさんあったため、部屋ごとに色とテーマを変えたとのだとか。

「朝の身支度をする部屋なので、ビビットな赤で元気づけ、ワクワクした気持ちで服を選べるようにしました」

引き出しの中は立てて収納して一目瞭然に

引き出しの中はインナーをたたんで収納。
ハンカチなどはイケアのプラダンケースを並べて仕切りに。「立ててしまうと中が乱れず、取り出しやすいんです」

歴史を感じさせる遺品のジュエリーボックス

ゴブラン織りのジュエリーボックスは1973年に資生堂花椿会の記念品として配布された非売品。
「亡くなった母の愛用品で可愛いので私が受け継いで使っています」

棚やボックスだけでなくハンガーもイケアで統一

棚上に並んだ季節外の服を入れたボックスもハンガーもすべてイケア。
「ハンガーが揃っているだけで、見栄えも格段に良くなり、おしゃれへの意欲が湧いてきます」

着ていたアウターは仮置き場に吊るして湿気をオフ

窓際に設置したポールは、帰宅して脱いだアウターやアイロンがけするシャツの仮置き場に。


photograph: Misato Iwasaki(p30), Yusuke Shirai(p31)

大人のおしゃれ手帖2025年12月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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大人のおしゃれ手帖編集部

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