桐島かれんさんの素敵な暮らし
焼きたてのアップルパイであたたかな冬時間を
冬の午後、オーブンの前で過ごすひととき。
ふわりと立ちのぼるバターとシナモンの香りが家の中をぬくもりで満たしてくれます。
手作りだからこその素朴なおいしさで、冬を暖かく彩って。
焼きたてのパイであたたかな冬時間を
アメリカでは、クリスマスやサンクスギビングなどの祝日には、パイを焼くのが習わし。
アップルパイ、パンプキンパイ、ピーカンパイ……とフルーツなどを焼き込んだパイを囲みながら、家族でお祝いします。
なかでも私にとって思い出深いのはアップルパイ。
アメリカに住んでいた少女時代から、熱々のパイに冷たいアイスを添えて食べるのが大好きなんです。
その懐かしい味を再現したくて、お菓子作りが得意な友人にレシピを教わりました。
パイ生地から作るのは手間ですが、市販の冷凍パイシートを使えば、意外と簡単。
以前は、フォークで穴を開けたパイシートに煮たりんごを包み、オーブントースターで焼くだけの手軽なパイもよく作っていました。
使ったのは、お菓子作りにはぴったりの紅玉。
友人いわく、「りんごの食感が残るよう、煮すぎないことが大事」なのだとか。
砂糖とシナモンにほんの少しのクローブ、そこへクランベリーとラズベリーのジャムを加えると、赤みを帯びたフィリングに仕上がります。
手作りのお菓子は、香りも楽しみのひとつ。
オーブンを開けた瞬間に広がる甘い香りだけで、心がほぐれていきます。
それほど難しくはないので、普段はお菓子作りをしない方もぜひ。焼き上がったパイを囲んでおしゃべりする時間も、冬の午後の幸せですから。

お菓子作りが大得意で、かれんさんのYouTubeにも登場し、レクチャーしています。
YouTubeでは「ダッチ・アップルパイ」という表面にクランブルを使ったタイプを作っていますが、レシピもご紹介されているので、是非チェックして!
photograph: Hiroki Yumoto styling: Erina Kikkawa text: Hanae Kudo special thanks: Go Kumagai
大人のおしゃれ手帖2026年1月号より抜粋
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