【50代からの「整う」ヨーロッパ便り】50代は、始まりの年齢──"いまの自分が好き"と思える未来へ
7. 地域に根ざした食が、美と健康を作る
カルラさんのアグリツーリズモで食べた食事をはじめ、毎日食べていたお料理が忘れられません。家の周りで採れた野菜、庭で飼っている鶏の卵、地元のお肉や乳製品。地産地消、サステナブルな生き方、スローフード──それらはイタリアの大切な文化であり、美と健康の基本でした。
食べることは生きること。
自然のリズムで育ったものを、感謝していただく。そんな当たり前のことが、どれほど私たちの心と体を整えてくれるか。そして、自然の中で体を動かすこと。散歩をすること。それらすべてが、ワイズウーマンたちの若々しさの秘訣だったのです。
50代は、始まりの年齢
この連載を通じて、私が一番伝えたかったこと。それは、「50代は終わりではなく、始まり」だということです。
更年期を迎え、体の変化に戸惑い、若い頃のように動けない自分に落ち込むこともあるかもしれません。でも、それは新しいステージへの移行期。自然療法をはじめとした自然と共に生きる選択をし、賢者の石を手に入れ、私たちは、これから黄金に輝く自分になっていくのです。
旅を終えて、私は思います。「いまの自分が好き」と思える未来は、自分で作れるのだと。やりたいことをやる。直感に従う。自分の感覚を信じる。感謝して受け取る。新しいことにチャレンジする。
ヨーロッパで出会ったワイズウーマンたちは、まさにそれを体現していました。年齢を重ねるごとに輝きを増す彼女たちの姿が、私に教えてくれたのです。
この連載を読んでくださった皆さんにも、ぜひ自分だけの「整う」時間を見つけてほしいと思います。それは大きな旅でなくてもいい。近所の散歩でも、お気に入りのカフェでも、月に一度のヘナの時間でも。「わたしに戻る」サイン。それを日常に持つこと。50代の揺れる日々に、そんな習慣があれば心強いはずです。
最後に、この連載を通じて私の旅に付き合ってくださった皆さんに、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
そして、これからも一緒に、歳を重ねることの素敵さを味わっていきましょう。
この記事を書いた人
自然療法ジャーナリスト/セラピスト藤田 円
英国で自然療法に出合い、英国ホメオパス資格を取得。沖縄で育つ「リバイタライズヘナ」の魅力に惹かれ、商品プロデュースも行う。雑誌記事や書籍の執筆、著書に『ホメオパシーのくすり箱』がある。セミナーなどを通じて植物の力と自然と調和する暮らしの楽しさを伝えている。
Instagram:@madokacirculus
Website:https://note.com/madoka_circulus




