壊れた家族の行方は? 愛しているはずなのにすれ違う...
愛と孤独を見つめた映画&アマプラ作品3選
愛しているはずなのに、すれ違い、傷つけ合ってしまう親と子。
家族という身近な存在を通して、愛や孤独を見つめた3本を紹介。
『センチメンタル・バリュー』
© 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS /
ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH
BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA /FILM I VÄST /
家族の思い出が詰まった家でこじれた親子が再び向き合うとき
オスロで舞台に立つ俳優のノーラと、夫と息子とともに穏やかに暮らすアグネス。姉妹の前に、かつて家族を捨てた映画監督の父親が姿を現す。
ノーラは父親からの「15年ぶりの復帰作に主演として出演してほしい」というオファーを断るが、アメリカ人の人気俳優が主演を務め、思い出が詰まった実家で撮影が行われることが決まったときからそれぞれの心にさざ波が立ち始める。
『わたしは最悪。』で知られるヨアキム・トリアー監督がカンヌ国際映画祭グランプリなどを受賞。
まるで呼吸しているかのような家を舞台に、娘たちの複雑な想いや母がたどってきた道を描き出した。不器用な家族の物語の先に、映画を撮ることや演じることの本質、芸術が人にもたらす癒やしや残酷さについてのメッセージも織り込まれている。
監督:ヨアキム・トリアー
出演: インガ・イブスドッテル・リッレオース、
レナーテ・レインスヴェ、エル・ファニング、
ステラン・スカルスガル
TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開中
『レンタル・ファミリー』
©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
家族を大切に思うがゆえの〝嘘〟から浮かび上がってくる人とのつながり
東京に暮らす、ピークを過ぎてしまったアメリカ人俳優のフィリップ。ある日“レンタル・ファミリー”の会社の経営者から、クライアントのリクエストに応えて家族のような役割を演じるという仕事が舞い込む。
映画『37セカンズ』やドラマ『BEEFビーフ』などを手がけ、ハリウッドでも活躍するHIKARI監督が主演にブレンダン・フレイザーを迎えた最新作。
老いた名俳優である父を想う娘からの要望や、娘の受験のために父親を演じてほしいというシングルマザーからの依頼。
フィリップは代役を演じて人々と交流しながら、自分自身の心の奥底にある孤独と向き合っていく。
かりそめの関係から、厄介だけれど愛おしい家族のつながりと、人と人とが共に生きることの喜びがゆるやかに浮かび上がってくる珠玉の人間ドラマ。
監督:HIKARI
出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大, 山本真理、
柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽
TOHOシネマズ日比谷ほかにて公開中
『人間標本』
©2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.
美しさを追い求める物語の先に立ち現れる真実の愛とは?
夏の山中で6人の少年の遺体が発見される。彼らはまるで美しい標本のように並べられていた。自首したのは、蝶の研究をしている大学教授の榊史朗。
彼はなぜ息子の至を含む少年たちの“人間標本”を生み出したのか。複数の視点から犯行の真相があぶり出されていく。
イヤミスの女王として人気を誇る湊かなえが親の子殺しを題材にした小説を、これまで『母性』も監督している廣木隆一が映像化。
海外でもキャリアを重ねる西島秀俊と、現代劇ドラマに初出演となる歌舞伎界のプリンス、市川染五郎が親子役で共演。遺体を標本化するという衝撃的なテーマが、細部までこだわった美しい映像で描かれていく。
幾度も姿を変える真実の向こう側に、美しいものへの執念と渇望、そして親から子への単純ではない愛情が立ち現れる。
監督:廣木隆一
出演:西島秀俊、市川染五郎、荒木飛羽、山中柔太朗、
黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫、宮沢りえ
Prime Videoで世界配信中
選・文/細谷美香
大人のおしゃれ手帖2026年3月号より抜粋
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