収納の工夫がいっぱい! 料理上手のキッチン
築70年の実家をリノベして叶えた機能美に満ちた空間
料理を生業としている人のキッチンにはどんな工夫が?
収納から動線、たたずまいまで、使い勝手がよく心地いい空間にするアイデアを取材しました。
今回キッチンを見せていただいたのは・・・
飯塚有紀子さん
お菓子教室「un pur…(アンピュール)」を2000年より20年間主催後、現在は家でつくって美味しく食べる暮らしのレシピサイト〈eat at home〉を運営。
築70年の実家をリノベ。
レトロと機能美が息づくキッチン

キッチンとしては珍しく南向きに配置されており、一日中明るいのもうれしいポイント。
収納に、間仕切りに祖母の食器棚が大活躍
料理研究家・グラフィックデザイナーとして活躍する飯塚有紀子さん。築70年の実家の2階をリノベーションした飯塚さんのキッチンには、家族の記憶と、機能美への工夫がつまっています。
まず目を引くのは、キッチンとダイニングを天井まで仕切る大きな食器棚。
棚の一部をオープンにしてダイニングとのつながりを持たせ、閉塞感を解消しています。
キッチンから一歩も出ずに料理の出し入れができるのも便利。
「この棚は、収納好きだった祖母が昭和初期に注文したものをそのまま使っています。棚の一部を抜くのも、祖母のアイデアだったとか。モダンな感性の持ち主だったんだなと思いますね」
歴史を感じさせる棚の向こう側には、一転してスタイリッシュなシステムキッチンが。
「よく使う食材や道具をすぐに取り出せるよう、引き出しを多めに作ってもらいました。狭いスペースだからこそ、あちこち行かずに完結するように『腕を伸ばせばすべてに手が届く』配置で作業がはかどります」
さらに目指したのは「空間から凹凸をなくすこと」。
出っ張りのない照明や、取っ手をなくした引き出しのおかげで、あらゆる面がフラットに統一されているのも、すっきり見せる工夫です。

カウンタートップの素材には清潔感を重視してステンレスをセレクト。レトロな食器棚とのコントラストが素敵です。

大きいほうの冷蔵庫は、キッチンに張り出さないようにデッドスペースを活用した“ 専用部屋”に置いています。

大切な食器が多いので食洗機はあえて導入しないことに。費用は約120万円。
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