ダウンやセーターなどの洗濯方法
冬物を上手にお手入れしよう
冬のおしゃれ着の定番であるダウンジャケットやコート、セーター、マフラー。
家庭でできる上手な洗い方をご紹介します。
まずは洗濯表示を確認
一番左にある洗濯桶のマークに×がついている場合は、「家庭での洗濯禁止」のため、クリーニングに出しましょう。
家庭洗濯禁止の表示がなければ、家庭で洗うことができます。
洗濯桶のマークに手の形のマークがついていれば、「液温は40℃を限度とし、手洗いができる」という意味になります。
洗濯桶のマークに「40」と1本の横棒がついていれば、「液温は40度を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる」という意味になります。
「40」などの数字は限度となる水温を示すもの。
横棒は0本から2本まで表示があり、いずれも洗濯機で洗えますが、本数が多いほどやさしく洗う必要があります。
洗濯表示とその意味については、消費者庁の公式サイトなどで確認できます。
参考サイト:消費者庁(新しい洗濯表示)https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/pdf/laundry_symbols_161111_0001.pdf
ダウンジャケット・コートの洗濯方法
【ダウンジャケットやコートを洗濯するときのポイント】
1. おしゃれ着用洗剤を使う
おしゃれ着用洗剤とは、衣類用の中性洗剤のこと。デリケートな衣類の型くずれや色あせ、毛玉などを防いでやさしく洗うときに適した洗剤です。
2. 汚れが気になる部分があれば前洗いする
エリやそで口など汚れがひどい部分には、おしゃれ着用洗剤の原液をスポンジやブラシにつけて、軽くたたいてなじませます。
3. 洗濯する
●洗濯機の場合
ダウンジャケットやコートは、型くずれを防ぐためにファスナーやボタンなどを締めて、やさしくたたんで洗濯用ネットに入れます。
洗濯機の「手洗いコース」「おしゃれ着コース」など、弱水流のコースを選んで洗濯します。
●手洗いの場合
30度以下のぬるま湯を入れたたらいにおしゃれ着用洗剤を入れて洗濯液をつくります。
たたんだ衣類を洗濯液に浸し、両手でやさしく20~30回押し洗いをしたら、30秒ほど脱水します。
同じ要領で、きれいな水で2回押し洗いをした後、30秒~1分ほど脱水します。
4. 干す
脱水が終わったら、型くずれやシワを防ぐためにすぐハンガーにかけて陰干しをします。
セーターの洗濯方法
【セーターを洗濯するときのポイント】
1. おしゃれ着用洗剤を使う
セーターの洗濯にはおしゃれ着用洗剤を使います。
2. 汚れが気になる部分があれば前洗いする
食べこぼしなど汚れが気になる部分には、おしゃれ着用洗剤の原液を直接つけて、軽くたたいてなじませます。
3. 洗濯する
●洗濯機の場合
型くずれや縮みを防ぐために、セーターをたたんで洗濯用ネットに入れます。
洗濯機の「手洗いコース」「おしゃれ着コース」など、弱水流のコースを選んで洗濯します。
●手洗いの場合
30度以下のぬるま湯を入れたたらいにおしゃれ着用洗剤を入れて洗濯液をつくります。
たたんだ衣類を洗濯液に浸し、両手でやさしく押し洗いをしたら、30秒ほど脱水をします。
同じ要領で、きれいな水で2回押し洗いをした後、30秒~1分ほど脱水します。
こすると衣類が傷むので避けましょう。
4. 干す
脱水が終わったら軽くたたいてシワを伸ばし、陰干しをします。
軽いセーターならハンガーにかけて干し、重みのあるものは型くずれや伸びを防ぐために平干しをします。
竿にかけて干す場合は、そでも竿にかけることで型くずれの防止になります。
マフラー・ストールの洗濯方法
【マフラー・ストールを洗濯するときのポイント】
1. おしゃれ着用洗剤を使う
マフラー・ストールの洗濯にはおしゃれ着用洗剤を使います。
2. 汚れが気になる部分があれば前洗いする
ファンデーションなどがつきやすいマフラーやストール。
汚れが気になる部分には、おしゃれ着用洗剤の原液を直接つけて、軽くたたいてなじませます。
3. 洗濯する
●洗濯機の場合
マフラー・ストールをたたんで洗濯用ネットに入れます。
フリンジがついている場合は内側にたたむようにします。
洗濯機の「手洗いコース」「おしゃれ着コース」など、弱水流のコースを選んで洗濯します。
●手洗いの場合
30度以下のぬるま湯を入れたたらいにおしゃれ着用洗剤を入れて洗濯液をつくります。
マフラー・ストールを洗濯液に浸し、両手でやさしく押し洗いをしたら、30秒ほど脱水をします。
同じ要領で、きれいな水で2回押し洗いをした後、30秒~1分ほど脱水します。
4. 干す
脱水が終わったら軽くたたいてシワを伸ばし、陰干しをします。
大きめのストールは竿2本を使ってM字型に干すと乾きやすくなります。
重みのあるマフラーは伸びを防ぐために平干しをします。
(まとめ)
冬のおしゃれ着は、家庭での洗濯禁止のものでなければ自宅で洗えます。
洗濯表示を確認して正しく洗い、洗濯上手になりましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
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