桐島かれんさん BloomingLife 〜新しい出合い〜
植物園で好奇心を解放新たな発見に満ちたインプットの旅へ
今日は、新たな植物との出合いをもとめてお出かけ。
東京都調布市にある神代植物公園にお邪魔しました。
神代植物公園は、1年中季節の花や植物が見られる植物公園。
訪れた時は多種多様なバラや、大輪のダリアも見ごろを迎えていました。
早速、旬のバラが花開く庭園へ。
こちらのばら園は、1961年の開業当時、日米親善の証としてロサンゼルスから東京都に80種類のバラが贈られたことによりできたのだとか。
今でも、当時のバラのうち13品種が残っています。
黄色い花弁の先が薄紅色に染まるピースや、朱色がかったピンク色がこぼれるように開くクイーン・エリザベスなど、昔からあるバラは素朴な愛らしさがあります。
ふと、バラの根元を見ると、株が大きくふくらんでいるのを発見。
これは何年もかけて、端正込めて育てらてきた証拠です。
バラの栽培は大変難しく、これだけの種類を花開かせ続けている、スタッフの方々の努力には頭が下がります。
ブルー・バユー。淡い青紫色の、ドイツ生まれのバラ。
ピースは、バラの歴史を変えた名品で第2次世界大戦終結にちなんで名がつきました。
熱帯花木室の池に浮かぶオオオニバス。大温室の中には、かれんさんが自宅で観葉植物として育てているものも多数。
私はまだモッコウバラというつるバラしか育てていませんが、我が家もいつかバラを壁にはわせたり、アーチにしてみたいな…と思いつつ散策しました。
こちらには「野生種・オールドローズ園」があり、原種に近いバラや品種改良の歩みがわかるそう。
春のみに開く一季咲きのバラなので、また訪れるのが楽しみです。
次は、私が楽しみにしていた大温室へ。
ガラス張りの大きな建物内は、熱帯花木室、ラン室、ベゴニア室などに分かれています。
実は、家の中で育てている観葉植物が、本来の生育環境だと、どのくらいの大きさや枝ぶりになるのだろう? というのが、最近私が関心をもっているテーマ。
ここでは、それに近い状態が見られるのではないかと、思ったのです。
ベゴニア室では、色とりどりのベゴニアが花開いていましたが、私の注目は根茎性のベゴニア。
1枚1枚の葉が大きく、模様もくっきり美しく育っていました。
我が家のベゴニアもこんな風に、もっと大きくいきいき育ててみたい、などと考えました。
ほかにも、日本ではなかなか見られない色鮮やかな花を咲かせた熱帯スイレンや、子どもがのっても大丈夫というオオオニバスなど、珍しい熱帯の植物との出合いが。
植物を楽しむ、心地よい小旅行となりました。
close up
神代植物公園
東京都調布市深大寺元町5-31-10
TEL:042-483-2300
温度管理され、環境が整った大温室は植物にとって好ましい環境。
どうやって展示しているのか? 虫対策はどうしているのか?
観察して、自宅の植物を育てるためのヒントになりました。
かれんさん着用:カシミヤタートルネックプルオーバー¥52,800/ハウス オブ ロータス 二子玉川店
撮影/平岡尚子 文/田中絵真
大人のおしゃれ手帖2022年12月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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