大串ノリコの開運アクション　1月4週目にやるべきこと

不安な気持ちになったり頭がパンクしてしまったり……。
そんな状態をリセットし、自分軸に戻すために効果的なのが、
「瞑想」です。

開運アップアクション
「瞑想」

情報があふれた時代だからこそ
「自分軸」に戻す作業が必要

家庭、仕事、人間関係……。
私たちの心は常にさまざまな悩みや雑念に占められています。
特に今は、スマホやパソコン、街中から絶え間なく情報が入り込んでくる時代。
ネットのコンテンツもテレビも広告も、人の興味や視線をキャッチするように作られていますから、どうしても見聞きしたものに意識が引っ張られてしまいます。
その結果、“自分軸”を失ってしまい、いつも何かに追われているような気持ちになったり、頭がパンクしてしまったり…。
自分の心がどこにあるのか、自分でもわからなくなってしまうんですね。

そうした状態から心をリセットし、自分軸に戻すために効果的なのが、「瞑想」です。

過去と未来を行き来する思考を
「今」に向けることで心が晴れる

瞑想の一番のメリットは、思考を「今」に戻してくれること。
悩みや不安、モヤモヤを抱えている人の多くは、思考が「過去」や「未来」へ飛んでしまっているんですね。
過去の行為を悔やんだり、他人の発言を思い出して怒りを抱いたり、未来の不運やトラブルを心配したり……。

でも、よく考えてみると、過去の出来事というのは、あくまでも「過去」であって、今は存在しません。
未来についても、起こる可能性はあったとしても、今はまだ起こっていないこと。
つまり、実態のないものに対して不安になったり、苦しんだりして、気持ちが不安定になっているんです。

自分ができるのは、「今」に対することだけ。今の行動によって、過去から学び、未来を変えることができるんです。
そうと分かっていても、頭の中が不安でいっぱいだと、今すべきことに集中できません。
それはもったいないことですよね。

大切なことに意識を向けるためにも、瞑想で過去と未来を行き来していた自分の意識を「今」にとどめ、気持ちを落ちつかせるようにしてください。

空気が鼻を通っていく感覚に
集中しながら呼吸を繰り返す

瞑想にもさまざまなやり方がありますが、今回お伝えするのは、いつでもどこでも手軽に取り入れられる方法です。

まず目をつぶったら、鼻に空気が入ってくるのを感じながら、ゆっくりと吸います。
次に、同じように鼻から空気が出て行くのを感じながら、ゆっくりと吐く。
それを繰り返すだけ。

頭の中を「無」にするのは簡単にできることではありませんが、鼻に意識を集中するだけなら簡単にできますよね。
それを繰り返すうちに、おのずと意識が「今」に戻ってきます。
それに、「息をする」のは、意識的にも無意識的にもできること。
そこに集中することで、意識と無意識のバランスも取ることができます。

瞑想をするタイミングは、心がざわざわしたり、イライラしたとき。
なぜか気持ちが焦ってしまう、誰かに八つ当たりしてしまいそう……。
そんなときにたった3分でもいいから実践してみてください。

最初は集中しているつもりでも、「そういえば……」とつい違うことを考えてしまうもの。
まずは3分、次に5分、それができたら10分……と徐々に時間を伸ばしていくとよいでしょう。
続けるうちに、集中できる時間が少しずつ長くなっていきます。

登山やスポーツ、編み物でも
瞑想に近い効果を得られます

呼吸するときは、「頭からきれいな気が入ってきて、下から抜けて循環していく」イメージを思い描くと、さらに心が豊かに。
瞑想をする場所は、「そのとき自分がいる場所」でかまいません。
ただし、音や風があるとどうしても意識がそちらへ向いてしまうので、可能であれば静かな場所を選んで。
瞑想に慣れてきて、より高い効果を求めたくなったときは、自然の中で瞑想するのもよいでしょう。

私は登山が趣味ですが、山は足場が悪いことも多いので、常に足下を意識しながら登っていくんですね。
そうすると、おのずと意識が「今」に向く。
行ったり来たりして疲れていた心が一点にとどまって、意識がクリアになるんです。
登山に限らず、スポーツはいずれも今に意識を戻せるので、瞑想に近い効果を得られます。
ほかには、編み物などの集中できる作業もいいですね。
ただし、他のことを考えながら作業できるほど上達してしまうと、意識が今に戻りづらい。
瞑想効果という点では、初心者の方がよいかもしれません。

いずれにしても、悩みやストレスの解消には、自分にあった瞑想を取り入れて、意識を今へ戻す練習をすることが大事。
繰り返すうちに過去への執着や未来への不安も晴れて、穏やかな気持ちで過ごせるようになりますよ。

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イラスト／くぼあやこ　画像素材／PIXTA
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