「お灸」が効果抜群! 体臭や汗の悩みに効くツボ
温熱でツボを刺激するお灸はおうちで手軽にできるセルフケアとして最近、人気を集めています。更年期に気になる自分の体臭や汗、口臭にも、お灸は汗対策にも有効なんです。快適に過ごすために、おすすめのツボをご紹介します。
目次
じんわりした温熱刺激で心地いいお灸
- 初夏を爽やかに その1 口臭対策
- 初夏を爽やかに その2 体臭予防
- 初夏を爽やかに その3 汗が多い悩み
教えてくれたのは
鍼灸あん摩マッサージ指圧師 柳本真弓先生
目白鍼灸院院長。中医学理論に基づく鍼灸と、リンパドレナージュに精通。
1カ所ずつ反応を確かめながらの丁寧な治療に定評がある。
NHKラジオ「マイあさ!」の日曜日に不定期で出演中、
『かんたんBEST30ツボ』(東京新聞)など著書多数。
じんわりした温熱刺激で心地いいお灸
お灸は、手軽にできるセルフケアとして注目されています。
「原料であるもぐさに火をつけ、ツボに置いて熱を加えることで、心身の不調を整えます。
東洋医学では三千年以上の歴史があり、古くから養生のために使われてきました」
と柳本真弓先生。
お灸って怖い? そんなイメージを持たれる方もいるかもしれません。
「じんわりとした温熱刺激なので、
(個人差はありますが)心地よさを感じることのほうが多いでしょう。
また、お灸には、刺激の強さの加減を選べたり、アロマを楽しめるものなど
さまざまなタイプが出ています。最近は火を使わないお灸もあるので
自分の好みのものを探すといいでしょう」(柳本先生)。
初夏を爽やかに その1
口臭対策
<ツボ>
大陵(だいりょう)
てのひらを上にしたとき、手首の横シワの中央にあるツボが「大陵(だいりょう)」です。胃もたれや胸やけなどの消化器系に有効なツボです。胃腸の調子がよくないと口臭の原因になります。
また不眠やストレス解消にも効くツボです。ストレスがあると胃にきたりしますよね。気分が落ち込みがちなときも、大陵にお灸してみましょう。
実際にお灸を置くとこのようになります。
初夏を爽やかに その2
体臭予防
お灸で脇の下まわりを刺激する
<ツボ>
極泉(きょくせん)
お灸に火をつけ、
ピンセットなどではさみます。
脇の下にある極泉(きょくせん)というツボが、脇から出る汗の匂い防止に有効です。肌に触れないように注意しながら、ピンセットなどでお灸をはさみ、脇の下まわりを温めると効果的です。なお極泉はストレスや、二の腕のたるみ、冷えにも有効です。
初夏を爽やかに その3
汗が多い悩み
<ツボ>
復溜(ふくりゅう)
復溜(ふくりゅう)は、胃腸の働きを高めて、余分な水分を排出するのに有効なツボです。汗を出す機能を正常にする働きもあります。また、このツボは冷えやむくみ、腰痛などの下半身の血行促進にも有効です。
内くるぶしから指三本上の高さで、内くるぶしとアキレス腱の間のところ(アキレス腱の前)にあります。
お灸はひざを立てて行うとやりやすい。
撮影/松橋晶子
*画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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