「舘さんが「タカ」であるなら僕は全力で「ユージ」であり続けたい」
タカ&ユージが、初夏に待望の復活!
【柴田恭兵さん × 舘ひろしさん× 土屋太鳳さん】
—かつての自分のためにも「若さ」は全力でリスペクトしたい
柴田 太鳳さん演じる彩夏がまた、素晴らしいんですよ。ハーレーに乗っていると本当にタカ(鷹山敏樹)の娘のように見えるし、キレのいい動きをする場面では、ユージ(大下勇次)の娘かもしれないなと思えるし。
土屋 ユージと一緒に走るシーンでは、柴田さんがどのくらいのスピードで走られるのか、様子を窺っていたんです。でも、テストで走り始めたらものすごく速い!終わった後、恭兵さんが「遅いと思ったでしょ」って笑っていたのがまた、格好良くて。
舘 僕たちのこと、舐めてたでしょ(笑)。
土屋 そんな!(焦)私はおふたりより40くらい年下ですが、自分が40年後、こんなに動けるだろうか?って。そして、おふたりがいかにスタッフの皆さんに愛されているかを、日々、実感していました。
柴田 長年続けてきたシリーズだけど、今回のスタッフは全員が初めての若い人たち。だから、まずは自分たちのことを素直に見てもらおうと思ったんです。舘さんと僕、タカとユージはこんなお芝居をします、渋いですよ、ちょっとセクシーでとってもダンディーですよ、と……。それを若いスタッフが汲み取って、さらに格好良く見せようとしてくれたのが、うれしかったですね。
舘 僕と恭サマの場面は、ほとんどアドリブのようなものなんだよね。恭サマが「舘さん、こう言ってください。そうしたら僕がこう言いますから」という感じで。
柴田 台本で、ここをちょっと膨らませると面白いかなと思ったところを、舘さんに付き合ってもらって……。何しろ、タカは舘さんそのものだから、何をしても全然OK。そして僕も、とにかくユージであり続けることが大事だと思っていました。
土屋 おふたりを拝見していて、俳優がアイデアを出すことはとても大切なんだなと、あらためて学ばせていただきました。何より、スタッフの方々と、お互いに尊重し合いながら形にしていく姿が、本当に素晴らしくて。もの作り以前に、おふたりは「心作り」がお上手。関わるすべての人の心を育ててくださっていたから、私も含めて全員が全力で頑張れたんだと思います。
舘 若いって、素晴らしいことだよね。僕は昔、年上の人たちから「今の若いヤツは」と言われるのが嫌だったから、基本的には若者をリスペクトするようにしています。
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