心も体もスッキリごきげんに
暮らし上手さんに学ぶ 猛暑の過ごし方
【恵藤 文さん編】
年々、暑さが増している日本の夏。
猛暑の中でも心と体を健やかに保ち、快適に過ごすには、衣食住それぞれからのアプローチが必要です。
暮らし上手な3人に、夏を乗り切るための工夫を教わりました。
「夏椿」店主
恵藤 文さん
インテリアショップのバイヤー、プロデューサーを経て、2009年に世田谷で「夏椿」をオープン。2018年には店と住まいを鎌倉に移転。各地の手仕事の作家や職人の暮らしの道具や衣類を紹介している。企画展やイベントも定期的に開催。
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自然に寄り添って季節を楽しむ
「夏の暑さは得意ではなかったんですが、鎌倉に越してきてからは、だいぶ変わりました」と、語る恵藤さん。
駅前の観光地の喧騒からは離れた鎌倉市佐助にあるお店は、築100年前後という古民家。
広い芝生の向こうに山があり、涼しい風が吹き抜けます。
「夏を楽しもうという気持ちが強くなったと思います。旅行で買った夏雑貨を出したり、見た目にも涼しいリネンのファブリックやガラスの器でテーブルコーディネートをするのが楽しみです」。
芝刈りなどの庭仕事は、まだ涼しい早朝に。
動きやすくて涼しい、岡山のブランド・マキマロのサロペットが便利。
もともと、リネンやコットンなど通気性のよい素材の服が好きですが、以前は着なかったオレンジやピンクなどを身に着けることが増えたのも、鎌倉の風景の中にいるから。
暑い日の夕方は、海辺に行って子どもたちが遊んでいる姿を眺めるのも楽しみなのだとか。
自然が身近にあるからこそ、季節を楽しむことができる暮らし方です。
庭仕事や蚊遣りなど夏ならではの過ごし方を
夏は庭の草木も伸びるのが速く「手入れをしないと、ぐんぐん緑が迫ってくるかんじ」になるのだそう。
古民家での暮らしは、冬は寒かったり、湿気がたまりやすいなどの不便はあるけれど、夏は風通しがよく涼しく感じられることも。
うちわや蚊遣りなど、夏ならではの暮らしの道具を使うのも楽しみ。
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