「認知症」と「物忘れ」の違い
50代が知っておくべき基本を解説

認知症の予防法はある？

現時点で認知症の予防とは、「認知症にならない」という意味だけでなく、「介護予防」、つまり認知症の進行をさせないという意味を含みます。認知症の予防に有効とされている方法をご紹介します。

高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防は、認知症の予防にもつながるといわれています。生活習慣病を防ぐために、塩分やアルコールのとり過ぎを控えて、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

生活習慣病の予防には適度な運動習慣も有効です。ウォーキングやヨガ、水泳、ダンスなど、無理なく楽しみながらできる運動を継続的に行いましょう。

趣味やボランティアなどの生きがいがあると、生活に張りが出て前向きな気持ちを保ちやすくなります。読書や音楽、ガーデニングなど趣味を楽しむ時間を作るほか、社会生活でつちかった知識や経験を活かしてボランティア活動を行うのもおすすめです。

他者とコミュニケーションを取ることは、社会的孤立を避け、活力のある生活をするうえで大切です。共通の趣味を持つ人と交流したり、地域の活動に参加したり、積極的に人との関わりを持ちましょう。

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この記事の監修者

名古屋フォレストクリニック院長河野和彦

医学博士 40年以上、認知症診療に携わる。著書多数。

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