【50代の健康】長引く暑さによる胃腸疲れ「秋バテ」をケアする食事
体に現れるサインで「秋バテ」をチェック
血行不良や自律神経の乱れにより胃腸のはたらきが弱まると、「鼻先が赤くなる」「目の下に青クマが出る」「舌苔が白く分厚い」など、様々なサインが現れます。下のリストでチェックしてみて、2つ以上チェックがついた人は、体が冷え、自律神経が乱れている可能性が高いです。秋バテを悪化させないために、体を冷やさないこと、胃腸を休ませることを意識した食事を心がけましょう。
~ 「秋バテ」チェックリスト~
□ 疲れやすい、だるい
□ 食欲がなく胃もたれがある
□ 立ちくらみがする
□ やる気が起こらない
□ 寝つきが悪い
□ 朝すっきり起きられない
□ 1日中眠気がある
□ 顔色がくすんでいる
□ 唾液がねばつく
□ 口臭が気になる
□ 肌荒れ(ニキビ)が治りにくい
週1回の『ゆる断食』で胃腸疲れを緩和
秋バテで胃腸の不調を感じたときは、無理に食事をとろうとすると逆効果。そんなときは少し胃腸を休ませることが大切です。その方法のひとつとしておすすめなのが『ゆる断食』。過酷なものではなく、週1回の朝食を野菜ジュースやお味噌汁に置き換えるだけなので、手軽に始められます。
●ゆる断食おすすめメニュー
にんじんりんごジュース
にんじんとりんごの組み合わせで、1日に必要なビタミンを30種類、ミネラルを100種類も摂ることができます。また、アレルギーを抑えたり体を温める効果もあり、免疫力アップにも。ニンジン2本、リンゴ1個を目安に。
お味噌汁
お味噌汁は、大豆など消化に良いたんぱく質を含み腸内環境を整える作用があります。また、代謝を高めて体を温めるはたらきも。具材を工夫して飽きずに続けることができます。
【One Point】「ゆる断食」にMCTオイルをプラス
『ゆる断食』にプラスしたいのが「MCTオイル」です。MCTオイルは一般的な食用油と比べて消化吸収力が高く、素早くエネルギー源となり、満腹感も持続します。また、エネルギー源となるケトン体を効率的に生成し、無理なく脂肪を燃焼して、朝食で摂れば、1日のパフォーマンスアップにもつながります。無味無臭なので、お味噌汁やスープとの相性も抜群。1日小さじ半分程度で十分。
●取材協力
石原クリニック副院長
石原新菜先生
1980年長崎県生まれ。小学2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實氏のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたっている。
画像素材/PIXTA
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