【50代の大人旅】「志村ふくみ・色と言葉のつむぎおり」展とアトリエシムラ体験から学ぶ、美しい生き方のヒントーエディター・あさこの関西巡りー
アトリエシムラで機織りワークショップを体験して、大変さや難しさを実感……
京都・四条河原町の「壽ビルディング」の2階にあるアトリエシムラShop & Gallery 京都本店では、染めと織りのワークショップが開かれています。私は、織りのワークショップに参加しました。経糸はすでに張られており、季節に合わせて用意されている草木染めの糸の中から緯糸を選びます。30分ほどのレクチャーを受けてから、さっそくトライ。
ペダルを踏むと経糸が上下に開いて隙間ができます。その間を右から左へ緯糸を入れた杼(ひ)をすべらせるように通し、ペダルから足を離して筬(おさ)を手前にトントンと引き寄せて織り込み、またペダルを踏んで今度は左から右へ。それからトントン。
動きはシンプルなはずなのに、ちょっと集中力が途切れると手足の動きがバラバラに。それでも2時間で45cmほど織ることができました(長い方だそうです)が、思い描いた柄にはなりませんでした。
店内には、志村ふくみ作品が展示されているほか、実際に商品を購入することができます。ストールなどのデイリーに使えそうなアイテムから、帯やふくさなどの和装小物などは常時ラインナップしています。ふくみ先生の長女で、やはり30代になってから染織の道に入った志村洋子さんの作品も。
こちらはミナ ペルホネンとコラボレーションした商品。バッグのほか、帯もラインナップ。
アトリエシムラShop & Gallery 京都本店が入っている壽ビルディングは、雰囲気のあるレトロで素敵な建物。登録有形文化財にも指定されています。他のフロアには、ミナ ペルホネンの各ショップやギャラリーも入っているので、ビルの中をあちこち見て歩くのも楽しみです。
シルクならではのつややかな光沢と、草木染めだからこそ出るやさしい色合い。カラフルな糸を見るだけで、ときめいてしまいます。
ただ、残念ながらこちらのショップは東京・成城のショップとともに2025年3月でクローズし、東京・世田谷の祖師ヶ谷へ移転、統合されるそう。新たなアトリエのオープンは、2025年4月を予定しているとのこと。
ふくみ先生がアトリエを構える京都の地で染め織り体験やショッピングが楽しめるのはあとわずか。ご興味がある方は、お急ぎください!
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アトリエシムラ
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