【50代の大人旅】”海の京都”と呼ばれる京丹後で癒しの「スロートラベル」を満喫! 《前編》 ーエディター・あさこの関西巡りー
湖のほとりでゆったりと自分時間を過ごせる魅力の宿「HOTEL & 湖邸 艸花 -そうか-」
京都市内から山を越え、海が見える頃にたどり着いた艸花のエントランス。あたたかみのあるしつらいに、手仕事を感じさせるアートがさりげなく飾られ、ホッとひと心地つける空間です。
テラスが併設されたメインダイニング。「自然を愛でる、心凪ぐ旅を」というコンセプト通り、ガラスの向こうには広々とした庭が広がり、その先には丸みのある可愛らしい小島が浮かぶ離湖(はなれこ)を望むことができます。どこか遠く──たとえば、水と緑が豊かな北欧の「ヒュッゲ」を思わせるくつろぎの空間で、思わず大きく伸びをしてしまいました。
旅の楽しみといえば、やっぱり食。メインダイニングでは、イタリアンをベースに、丹後・但馬の滋味をたっぷり味わえるオリジナリティあふれる料理が供されます。日本海に面した京丹後は、海の幸はもちろんのこと、砂丘メロンや桃など果実の産地としても知られているそう。いつ訪れてもその時々の美味を味わえますが、冬はなんといっても蟹! 厨房の石窯で焼きたてをサーブしていただけるピザにも蟹がたっぷり。
「特別棟 湖邸 艸花」では、窓を開ければ部屋で半露天風呂を楽しめます。とくにおすすめなのは、朝風呂。窓外の風景を満喫でき、爽快そのものです。窓の外に見えているのはプールで、夏には水浴びや足湯ならぬ足水(?)するのも気持ちよさそうです。
庭を抜けた先にあるSPA棟では、大きな内風呂と半露天風呂を楽しむことができます。各ゲストルーム、SPA棟どちらの風呂にも柔らかな泉質の八丁浜小浜温泉の湯が使用されています。温泉って、いいですよね。最近睡眠不足だったのですが、心地よいじんわりとした温かさが長続きして、内藤さんの話の途中で寝落ちしてしまいました。
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