【50代の大人旅】”海の京都”と呼ばれる京丹後で癒しの「スロートラベル」を満喫! 《前編》 ーエディター・あさこの関西巡りー
「小嶋庵」のちょうちん作りワークショップで思い出を形に残すアート体験
「ちび丸」という呼び名も可愛い手のひらサイズのちょうちん作りにトライ。まずは俊さんからレクチャーを受けます。竹で組んだ骨組みはあらかじめ用意されていて、好みの和紙を選んで貼っていきます。糊をたっぷり目につけるのがコツで、1面を貼ったらその向かいを貼ってから残りの対称の面を貼っていきます。和紙を手でちぎったり、爪で寄せたりと久々に手を使った工作をした気がします。
俊さんのTシャツには「SUKI NA BASHO DE HONPOU NI」と書かれていましたが、まさにご本人の生き方を凝縮したフレーズ。おおらかで楽しい人柄なので、初めてお会いしたとは思えないほどリラックスしてちょうちん作りに取り組めました。
赤いものが私の提灯、水色のものが内藤さんの提灯です。面によって和紙の色を変えるのはちょっと難しいと言われながらも、私はあえてトライしてみました。よく見るとアラはありますが、なかなか可愛い仕上がり! 中に入れるLEDキャンドルライトもセットで持ち帰れます。
ワークショップの申し込みは、小嶋庵のWebサイトから。
大きな提灯を粛々と仕上げていくスタッフの方のスマートな手さばきに、しばし見惚れてしまいました。これまでさまざまな職人さんを取材してきましたが、無駄のない手の動きはリズミカルで美しく、見ているだけでも楽しいものです。そして簡単そうに見えて、いざやってみると全然同じようにはできないのです。
「丹後ブルー」と呼ばれる鮮やかなブルーの海と、青い空。俊さんはこの景色を見て、丹後への移住を決めたのだそう。各地からさまざまなオーダーが舞い込む忙しい日々を送る俊さんですが、工房には学校帰りの子どもたちが集まり、お父さんの仕事に触れながら育つ環境はとても素敵!
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