【50代のこよみ養生 Vol.9】お正月のセルフケアは、おせちと冷え対策のツボで万全!
おせち料理はさまざまな薬膳の宝庫
おせちといえば「まめに働きまめに暮らせるように」の黒豆や「喜ぶ」の昆布など、すべての食材に願いや祈りが込められた縁起のいい料理。でもそれだけじゃなく、薬膳的に見ても次のような特徴があって、健康食としても素晴らしい料理なのです。お正月はおせちを堪能して、運と元気を蓄えていきましょう。
◉あわび
潤いと血を補う食材で、更年期の不眠やほてり、閉経時の不調、視力低下などの改善をサポートします。
◉えび
体を温める食材なので冷えをやわらげるほか、精力増強にもなります。そのほか皮膚のデトックス作用もあるので、はれもの、化膿、口内炎などの改善も助けます。
◉田作り(ごまめ)
かたくちいわしの幼魚を炒って煮詰めた田作り。いわしは気(き=エネルギー)と血(けつ≒血液)を補う性質があり、体力が落ちているときやむくみが気になるときなどにおすすめです。
◉昆布巻き
昆布は体内にたまった余分な水分を排出する作用に優れていて、むくみ、はれもの、おりもの、げっぷなどが気になるときに適しています。
◉黒豆
体内の血液や水分のめぐりをよくするので、しっしん、吹き出物、むくみ、生理不順、おりものなどが気になるときにおすすめです。
◉栗きんとん
栗は胃腸の調子を整えるほかアンチエイジング効果も期待でき、食欲不振、下痢、足腰の不調、耳鳴り、聴力低下などの改善に役立ちます。
◉れんこん
皮膚の再生を促す性質があり、なかなか治らない傷や皮膚トラブルが気になる場合によくとるといいでしょう。
◉きんかん
体内の気のめぐりをよくしてストレスをやわらげるほか、二日酔いの緩和にも役立ちます。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
関連記事
-
-
-
-
-
PR
-
PR
-
PR