50代は生命保険の見直しどき!
3ステップでミスマッチを防ごう
保険の種類と特徴
病気やケガなどのリスクに備える保険は「公的保険」と「民間保険」の2種類に大別されます。ここでは、主な公的保険制度と民間保険をご紹介します。内容を理解して適切な民間保険を選びましょう。
※すべての公的保険制度と民間保険を網羅したものではありません
公的保険は強制加入
国が運営する公的保険は原則として強制加入です。病気やケガなどに備える公的保険には、「公的医療保険」「医療費助成制度」「労災保険」などがあります。
ほかに、老後に備える「老齢年金」、死亡に備える「遺族年金」、介護・認知症に備える「障害年金」「公的介護保険」、障害に備える「障害年金」「自立支援医療」「障害福祉サービス」、失業に備える「雇用保険」などもあります。
民間保険は任意加入
民間保険は任意加入するもので、公的保険を補完する目的があります。
● 医療保険
病気やケガで通院や入院、手術をするときに給付金を受け取れる保険。公的医療保険では適用対象外となる差額ベッド代や先進医療の技術代などを補完できます。
● がん保険
がんに特化した保険。代表的な給付金は「がん診断一時金」「がん治療給付金」「がん入院給付金」「がん手術給付金」の4種類です。
● 死亡保険
主に収入を得ている世帯主が死亡したときに遺族の生活費を保障するための保険です。子どもがいる場合、子どもの成長に合わせて保障を減らしていくことができます。
● 傷害保険
ケガによって生じた通院や入院、手術をするときに給付金を受け取れる保険。対象となるケガは「急激」「偶然」「外来」の3つの要件を満たすものです。「地震によるケガ」など、対象外となるケガもあります。
● 介護保険
介護が必要になったときに公的介護保険を補完し、経済的な負担を軽減できる保険です。公的介護保険で受けられるサービスだけでは経済的に不安がある場合、民間の介護保険でも備えておくと安心です。
● 認知症保険
認知症に特化した保険。認知症と診断されたら保険金や給付金を受け取ることができ、認知症にかかる治療費・介護費・介護のための自宅改修費などに利用できます。
● 個人年金保険
老後に必要な生活資金に対して任意加入できる保険です。公的年金や退職金だけでは老後の生活が不安な場合は、老後資金を準備するひとつの方法として検討してみるとよいでしょう。
(まとめ)
保険はいざというときに自分や家族を守る役割があります。一方で、保障内容が合っていなければミスマッチになるほか、身の丈に合っていなければ月々の保険料が負担になる可能性も。ライフステージに合わせて自分に適した保険を選びましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
この記事の監修者
ファイナンシャルプランナー大久保美伽
ファイナンシャルプランニング技能士1級、CFP、トータルライフコンサルタント、DCプランナー2級。大手外資系金融機関勤務に15年務めたのち、2021年にマネレボ株式会社設立。真に中立な立場で資産運用と保険、家計の見直しを行いお金と時間から自由になり自分らしく生きる女性を増やすべく、FPとして独立。「老後に3000万円差がつく投資講座」主宰。
Website:https://monerevo.com/
関連記事
-
-
-
-
-
PR
-
PR
-
PR