【50代のこよみ養生 Vol.12】花粉をブロックする「衛気(えき)」を増やす生活習慣とは?
最近目にすることが増えてきた、花粉飛散のニュース。そろそろ花粉症の季節か……と、暗い気分になっている人も多いのではないでしょうか。花粉症対策というと目や鼻の諸症状を抑える話になりがちですが、最も重要なのは花粉に負けない体作り。東洋医学では、花粉などが体内に侵入するのを防ぐ体表面のバリア機能を「衛気(えき)」と呼びます。花粉症シーズンが本格化する前に、この衛気を増やす生活習慣をはじめませんか?
目次
ふきのとうの季節がきたら、花粉症の季節も近い!?
今日は二十四節気の冬の最後の節気となる、「大寒(だいかん)」の3日目。二十四節気それぞれをさらに3つに分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」では、「欵冬華(ふきのはなさく)」と呼ばれる期間になります。
「欵冬」は「かんとう/かんどう」と読み、ふきのことを表しています。「欵」という字には「叩く」という意味があり、ふきのとうが地下から氷を叩き割るように突き上げてくることからこう呼ばれるようになったそう。1年で最も寒い季節でありながら、雪の下からは新しい春の生命がムクムクと目を覚ましてくる様子が伝わってきます。
こうして春のきざしを感じるのは嬉しいものですが、すると気になってくるのが花粉症。最新の花粉飛散予測(日本気象協会16日発表第3報)によると、2月上旬には九州と関東の一部で、2月中旬には関東以西で、2月下旬には北陸と東北南部で、3月上旬〜中旬には東北北部でスギ花粉の飛散が始まる見込みとのこと。一方で、東京都ではすでに1月8日から花粉の飛散が開始したというニュースも。ピーク時期は地域により差がありますが、2月下旬〜3月中旬頃で、飛散量は例年よりやや多くなるという予想。なんとも気が重いですね。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
関連記事
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
PR
-
PR
-
PR