【50代のこよみ養生 Vol.13】節分の豆に期待できる不調改善効果10
もうすぐ節分ですね。みなさんはなにか行事を予定されていますか?
節分は二十四節気の最後の日であり旧暦の大晦日でもある、まさに大きな“節目”の日です。
寒暖差が大きく体調面でも“節目”となる節分前後の過ごし方を、東洋医学の視点でご紹介します。
目次
【50代のこよみ養生 Vol.13】節分の豆に期待できる不調改善効果10
豆まきをしなくても豆は食べよう!節分の養生に大豆がおすすめのワケ
今日は二十四節気の「大寒(だいかん)」の10日目、あと4日で節分です。そろそろ冬の節気も終わりに近づいてきました。
節分といえば豆まきですが、最近では豆まきをしないご家庭も多いかもしれませんね。節分には自分の年齢より1粒多い数の豆を食べるならわしがありますが、節分に豆を食べることは薬膳の視点から見てもとてもおすすめなんです。
「50代のこよみ養生 Vol.11」でもご紹介しましたが、立春前の約18日間は冬の土用にあたり、脾(ひ=胃腸)の働きを補うといい時期になります。豆まきに使う大豆は脾の働きを補う食材で、特に脾の“水分をめぐらせる働き”を助けて余分な水分の排出を促すため、次のような不調の改善が期待できます。
・胃腸虚弱をともなうむくみ
・おなかのはり
・下痢
・白っぽいおりもの
・尿の出が悪い
また、大豆には気(き=エネルギー)や血(けつ≒血液)を補う性質もあるので、次のような不調の改善にも役立ちます。
・筋肉がやせる
・筋肉のけいれん、ひきつり
・貧血
・不眠
・もの忘れ
冬の土用の最後の日でもある節分は、煮豆や豆入りスープ、枝豆ごはんなど、大豆や枝豆を使ったメニューを加えて脾の養生を。体をよりよい状態に整えて、次の季節を迎えましょう。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
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