【50代のこよみ養生 Vol.14】立春は「東洋医学式デトックス」で体をすっきり春モードに
チェックAが一番多かった人は、ストレスが原因の気の滞り
チェックAが最も多かった人は、気のめぐりが滞ってつまっている可能性が高いです。その原因はストレス。気をめぐらせるのは肝の役割ですが、肝はストレスに弱く、長期的にストレスを受けると肝の働きが低下して気をめぐらせる力が悪くなり、気が滞りやすくなります。気の滞りによる症状はチェック項目に挙げたようなものがありますが、これらは精神状態がいいときは症状が軽く、怒ったり悩んだりしたときは症状が悪化しやすいのも特徴です。
気の滞りをデトックスするためには、なによりもまず意識的に気分転換をしてストレス解消をはかることが大切。忙しくても時間配分を今一度見直して、趣味などを楽しむ時間を確保しましょう。
また、香りには気のめぐりをよくする作用が期待できるので、ハーブティーを飲んだり、アロマバスに入ったり、アロマオイルでマッサージをするのもおすすめです。アロマは自分の好きな香りを選ぶのがベストですが、ストレス対策を重視するならグレープフルーツ、スイートオレンジ、ベルガモットなどのかんきつ系のアロマを選ぶといいでしょう。アロママッサージをするなら、気の滞りが起こりやすいわき腹のマッサージを念入りに。わきを伸ばすストレッチも効果的です。
そのほか、ミントティー、ジャスミンティー、ローズティーなども気のめぐりをよくします。
春は肝の働きがさかんになる半面、肝に負担がかかりやすいため、こうした気の滞りの症状が起こりやすくなります。これまで特に気の滞りが気にならなかった人も、春はこうした気のめぐりをよくする養生を行うと不調予防になるでしょう。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
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