【50代のこよみ養生 Vol.15】春先の皮膚トラブルは「五臓のアロマ」で予防&改善!
「最近肌の調子がよくないな……」なんてことはありませんか?
今日は二十四節気の立春の10日目で、まだ春の節気がはじまったばかり。春先であるこの時期は、皮膚トラブルが起こりやすい季節なのです。
「皮膚は内臓の鏡」ともいわれ、皮膚トラブルは五臓と深い関係があります。そこで五臓の不調を東洋医学式のアロマ(中医アロマ)で整えて、皮膚トラブルをはじめとする春先の不調を予防・改善していきましょう。
目次
【50代のこよみ養生 Vol.15】春先の皮膚トラブルは「五臓のアロマ」で予防&改善!
春先に皮膚トラブルが起こりやすい理由とは?
2月3日からはじまった立春、今日はその10日目です。実はこの10日間で、地域差があるものの日の出の時間が10分前後も早くなったんですよ!……といわれても、ピンとこないかもしれませんね。
例えば1月は、1日~31日の1か月間でも10分前後しか日の出の時間が早まっていません。それと比べて、立春以降はたった10日で10分前後早まっているので、それだけ太陽の動きが勢いづいていると言えるわけです。
このように自然界では太陽のエネルギーがどんどん強くなっているのですが、それとシンクロして、人間の体内でも立春以降は陽気(熱エネルギー)の勢いがどんどん高まっていきます。この時期は、体内に蓄えられていた陽気が下半身から上半身へと上昇しはじめ、体の外に発散されていきます。そしてこれによって冬の間にたまった老廃物が排出され、体が温まり、代謝が高まっていきます。
前回の「50代のこよみ養生Vol.14」でもご説明しましたが、この春に陽気を上昇させ発散する働きは五臓の肝(かん)の役割です。
しかし、春先のうちはまだ肝が十分に働かず、陽気がスムーズに上昇しないために体内で滞りやすい状態。すると、上半身や体表面に陽気が滞って熱がたまってしまい、皮膚トラブルが起きやすくなります。春に肌の状態が不安定になりやすいのは、こうした要因も関係しているわけです。
そこで、この時期の皮膚トラブル対策におすすめしたいのが東洋医学式のアロマ。香りには肝の「陽気を上昇・発散させる働き」を促す効果があるため、アロマを用いると陽気の滞りを改善することが期待できます。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
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