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大人のおしゃれ手帖 4月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年4月号

2025年3月7日(金)発売
特別価格:1530円(税込) 
表紙の人:鈴木保奈美さん

2025年4月号

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日本茶カフェでお茶の魅力を再発見〜湘南通信〜

髙橋千恵子

ドラフトティー

皆さん、日本茶って飲みますか? 私自身はいつの間にか自宅で楽しむことは少なくなってしまったのですが、時々、丁寧に淹れた日本茶をいただくと、そのおいしさにしみじみ感動します。今回は、日本茶の新しい楽しみ方を提案する3店をご紹介します。

日本茶の可能性を広げる
『CHABAKKA TEA PARKS』

上の写真、ビールじゃないんです。ビールサーバーを改良した専用マシンで、冷茶を直接注ぐ『ドラフトティー』。クリーミーな泡がのった煎茶(写真)とほうじ茶の2種類があります。ちなみにこのマシン、お客さんが自ら操作するシステム。そういう仕掛けって、ちょっとワクワクしますよね。他にも、日本茶専用のドリッパーで淹れたり、お茶を使ったポップコーンやお茶漬けのもとなどオリジナル商品も展開。『CHABAKKA TEA PARKS』(チャバッカ ティーパークス)は、ユニークな日本茶セレクトショップです。

南高梅のお茶漬け

お茶を使った食事メニューもあります。人気は、南高梅のお茶漬け。抹茶の原料である手摘みの碾茶(てんちゃ)をたっぷりとふりかけ、紀州の南高梅をトッピング。熱々のほうじ茶をかけていただきます。碾茶のうまみと肉厚の南高梅、ほうじ茶の香ばしさが口の中にふんわりと広がります。

CHABAKKA TEA PARKS チャバッカティーパークス三浦健

店主の三浦健さんは、アパレル業界からの転身。日本のものの質の高さ、ものづくりの良さに惹かれるうち、日本茶に携わるように。「日本茶業界も高齢化や後継者問題、人口減少などがあり、厳しい。でも、まだまだできることがいっぱいあるんです。『お茶はこうあるべき』ではなく、『こうあってもいいんじゃない?』という視点を常に持っています」

ブランドの軸として決めているのは、ブレンドティーではなくてシングルオリジンであること。「誰が作っていてどんなお茶なのか、個性がはっきりとわかるお茶ですね」次に、オーガニック栽培であること。そして小規模農家であること。「栽培量の少なさゆえに東京には流れてこないけれど、とてもいいものを作っている農家さんはいます。地産地消だったお茶も、ここでなら飲めるんです」最後に、同世代であること。「この条件を守ると、あまり多くの種類は揃えられないんです。その代わり希少価値は高く、リピーターのお客さんも多い。『ここでセレクトしているなら間違いないよ』と言っていただけます」


CHABAKKA TEA PARKS 鎌倉店
神奈川県鎌倉市御成町11-10
TEL:0467-84-7598 営:11:00〜18:00 無休
HP: https://shop.chabakkateaparks.com
Instagram: @chabakkateaparks

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ライター 髙橋千恵子

ライター髙橋千恵子

東京生まれ、東京育ち。子どもの頃、夏休みの度に過ごした湘南へ2018年に引っ越し。軽いお試し移住のつもりが、湘南の魅力にハマって早6年。海や山が近く、人も時間もゆったりとした環境で、ネコと暮らしています。ライターとしての専門は美容。

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Instagram:@c_shonan1019

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