日本茶カフェでお茶の魅力を再発見〜湘南通信〜
お茶の力で心身を癒す
『逗子茶寮 凛堂』
逗子駅の程近く、亀岡八幡宮の向いにある『逗子茶寮 凛堂』。店主の山本睦希さんは飲食業に長く従事し、ソムリエの資格も持つお酒のプロフェッショナル。前職で日本茶に触れる機会があり、それまで経験してきたことと、日本人として生まれたからこそできること、継承していかなければならないものを融合させたのが、このお店だと言います。昼間は茶寮、日が落ちる頃からはバーになり、お茶を使ったオリジナルカクテルも。不定期で日本茶講座も開いています。「日本茶ってこんな楽しみ方ができるんだ、というのを伝えたい。お茶の伝道師になれればいいなと思っています」
昼のおすすめは、食前、食中、食後の3種類の日本茶と軽食、季節の上生菓子を楽しめる和のアフタヌーンティー『茶然』(さぜん)。2時間くらいかけて、ゆっくりと楽しむ人が多いとか。他にも、お茶に合わせた季節の上生菓子を、月替わりで5種類、二十四節気ごとに1種類を用意しています。
明治に活躍した思想家・美術運動家の岡倉天心は、茶道や日本の文化を欧米に紹介した著書『茶の本』の中で、「茶は薬として始まった」と述べています。山本さんは、訪れた人が今何を飲みたいかをヒアリングして、一緒にお茶を決めているそう。「すっきりしたのがいい、とろっとして甘いものが飲みたい、最近体が重くて、など人によってもその時によっても全然違う。かしこまって欲しいわけではないんですが、ただお茶を楽しむだけよりも、より今合ったものを”摂取”していただきたい、という気持ちがあります。だから、おすすめは何?と聞かれるのが一番困るんです(笑)」
逗子茶寮 凛堂
神奈川県逗子市5-1-12 カサハラビル逗子B-2F
TEL:046-870-3730 営12:00〜16:30・17:30〜24:00 不定休
HP: https://rindo-zushi.com
Instagram: @rindozushi
この記事を書いた人
ライター髙橋千恵子
東京生まれ、東京育ち。子どもの頃、夏休みの度に過ごした湘南へ2018年に引っ越し。軽いお試し移住のつもりが、湘南の魅力にハマって早6年。海や山が近く、人も時間もゆったりとした環境で、ネコと暮らしています。ライターとしての専門は美容。
Instagram:@c_shonan1019
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