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大人のおしゃれ手帖 3月号

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大人のおしゃれ手帖
2025年3月号

2025年2月7日(金)発売
特別価格:1530円(税込) 
表紙の人:吉田羊さん

2025年3月号

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【50代のこよみ養生 Vol.17】春ネイルに変える前に、薬膳で体の内側からのネイルケア

TSUBO

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爪の色に合わせて食材を選ぶだけの“ごはんのお供&お味噌汁薬膳”

爪から不調のサインを読み取るポイントは、に着目すること。爪の色には肝の状態がよく現れるため、爪の色に応じて食事などを見直すと肝の不調が改善され、美爪にもなれるわけです。
ただし、手の爪がすべて生え変わるまでには約半年。長期的に続けやすい養生法であることが重要です。そこでおすすめしたいのは、毎日続けられる“ごはんのお供&お味噌汁薬膳”。爪の色に合わせて、気長にとり入れてみてください。

◉赤みが強い
爪の色がピンクよりも赤みが強い場合は、体内に余分な熱がたまっている可能性があります。口の渇き、ニキビ、便秘などを招きやすく、特に肝に熱がたまっているとイライラしやすい、怒りっぽい、不眠、めまい、頭痛などの不調が見られます。
おすすめの薬膳は熱を冷ます食材を使ったメニュー。ごはんのお供にはきゅうり・なす・白菜の漬物など、お味噌汁の具は豆腐、こんにゃく、しじみ、あさりなどを選ぶといいでしょう。なお、脂っこい料理や辛い料理は控えめに。

◉黄色っぽい
体内に余分な熱と水分がたまってドロドロ状になっている可能性があります。このドロドロ状のものは、むくみや余分な体脂肪などの原因となるほか、頭や体が重だるい、吐き気、食欲不振、口が苦くてネバネバする、おりものが黄色くて臭う、泥状便もしくは便秘などの不調を引き起こす可能性があります。また、皮膚のかゆみ、陰部のかゆみなどが現れる場合も。
おすすめの薬膳は、熱を冷まして余分な水分を排出する食材を使ったメニュー。ごはんのお供は海苔、だいこん・かぶ・きゅうりの漬物など、お味噌汁の具はあさり、しじみ、わかめ、なすなどがいいでしょう。
そのほか、甘いもの・脂っこいもの・乳製品の食べすぎや、お酒の飲みすぎには注意しましょう。

◉白っぽい
血が不足している可能性が高く、肌の乾燥、目のかすみ、不眠、めまい、手足のしびれ、関節の不調などが起こりやすい状態です。なお、血が不足していると爪が割れる、二枚爪、爪がへこむ・反るなどの不調も見られる場合があります。
おすすめの薬膳は、血を補う食材を使ったメニュー。ごはんのお供にはいかの塩辛、鶏そぼろ、さけフレーク、黒ごまのふりかけなど、お味噌汁の具はにんじん、ほうれんそう、鶏肉、牛肉、たまごなどをとり入れるといいでしょう。

◉青い、紫っぽい
血のめぐりが滞っている可能性が高く、顔色が暗い、肌のきめが粗い、肌がガサガサになる、しみ・くま・あざが出やすい、頭痛、肩こり、できものなどの症状が現れやすい状態です。
おすすめの薬膳は、血をめぐらせる食材と気をめぐらせる食材を使ったメニュー。ごはんのお供はなす・だいこんの漬物、黒豆煮、らっきょうなど、お味噌汁の具はチンゲンサイ、なす、にら、三つ葉、みょうが、たまねぎ、だいこんなどがいいでしょう。

肝のケアが効果的な春は、ネイルケアをはじめる絶好の季節。“ごはんのお供&お味噌汁薬膳”で、指先美人になりましょう!

画像素材/PIXTA

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この記事を書いた人

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター TSUBO

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

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Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

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