医師が提言!50代は「骨活」のはじめ時
今すぐできる「生活習慣」「食事」「運動」
いつまでも元気に活動するために、大切なのが骨の健康。
でも、骨量は20代をピークに減少する一方。骨がスカスカの骨粗しょう症になると骨折の危険も……。
そうならないために、すぐにでも骨活を始めましょう。
お話を伺った方
ゆりクリニック院長
矢吹有里先生
東京都済生会中央病院整形外科医長を経て、2017年にゆりクリニックを開院。骨粗しょう症による骨折の手術に日々携わった経験から、年齢を重ねても自分の脚で歩き元気に過ごせるよう女性たちをサポート。
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骨やせは30代後半から美容面での影響も
更年期を境に増え始める女性の骨粗しょう症。骨を壊す破骨細胞と修復する骨芽細胞がバランスをとって骨は常に新陳代謝を続けています。
ところが、女性ホルモンのエストロゲンが低下すると、骨を壊す働きが活発になり修復が追い付かなくなって骨量が減ってしまうのです。
その骨量の変化は、30代後半から始まり、まず現れるのが頭蓋骨。やせていないのに目がくぼんできた……というのは、骨がやせたことが原因です。
その状態が進行すると、骨粗しょう症になって、少しつまずいただけで骨折するなどしてQOL(生活の質)が低下するのです。
「骨粗しょう症になっても、骨折するまでは自覚症状はありません。しかし、一度減ってしまった骨量は、減らさないことはできても、増やすのは難しいのです」(矢吹先生)。
だから、50代になったら1日でも早く骨活を始めるのがおすすめ。そもそもの骨の強さである最大骨量は、20代でピークを迎えて以降はそれを上回ることはありません。若いころに過激なダイエットをしていた人は、最大骨量が低い可能性があり注意が必要です。
骨の強さには糖化を防ぐことも重要
また、骨の強さ=骨密度と捉えがちですが、骨質も大きく関わってきます。
骨質はコラーゲンによってつくられますが、体が糖化(たんぱく質や脂肪が余分な糖と結びつくこと)が進むと、コラーゲンが劣化して骨粗しょう症につながります。
糖化を防ぐためには、糖質を控えるなど食生活や生活習慣の見直しも大切です。
この記事を書いた人
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