【50代のこよみ養生 Vol.18】不安定な春のメンタルには「花茶」のブレンド薬膳茶
食材をプラスしてオリジナルのブレンド薬膳茶を作ろう
花茶をストレートで味わうだけでも十分ですが、さらに味変して気分を変えてみたいときや、薬膳の効果をプラスしたいときなどは、食材を加えてオリジナルのブレンド薬膳茶を作ってみてはいかがでしょうか。
花茶によく合うおすすめのブレンド食材は、レーズン、クコの実、なつめ、ミント、かんきつ類など。お好みでいろんな組み合わせを試してみてください。
ここでは、心の状態に合わせたおすすめのブレンド薬膳茶をご紹介します。
◉イライラが強いとき、落ち着かないとき……ジャスミン茶+かんきつ類+クコの実
気の滞りが強く肝の水分が不足している状態なので、気のめぐりをよくするジャスミン茶に、同じく気のめぐりをよくするかんきつ類を加え、肝の水分を補うクコの実でほんのり甘みをプラス。かんきつ類はゆずやレモンのほか、皮ごと食べられる乾燥みかんもおすすめです。
◉怒りが収まらないとき……菊花茶+ミント
頭に血が上りやすく怒りがなかなか収まらないときは、肝の熱を冷ます菊花茶に頭部の熱を冷ますミントを加えたブレンドがいいでしょう。頭痛や目の充血などをやわらげたいときにも。
◉不安なとき、気分が落ち込むとき……バラ茶+レーズン+なつめ
気の滞りに加えて血(けつ≒血液)の不足も起こると、不安になりやすかったり気分が落ち込みやすくなったりします。そんなときは、気と血のめぐりをよくするバラ茶に、血を補うレーズンとなつめをブレンドしてみましょう。レーズンは弱っている精神状態を補い、なつめは不安感をやわらげます。
花茶に加えたブレンド食材は、飲み終えたあとに食べるとより効果的。華やかな気分でティータイムを楽しんで、前向きな心を取り戻してくださいね。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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